これはどうしたものか…

家のPCを、1年半ほど使っていたThinkPad X40から、デスクトップPCに変更しました。
スペックが上がったかどうかは、微妙なところではありますが、どうしてもノートPCだと不自由なところがあるので、その点は解決できたと思います。

とりあえず、ディスプレイ(さすがに液晶)は長く使う可能性もあるので新品を。家の小さな机に合うように、あえて14インチを選択。キーボードも小さく、84キーのものにしてみました。
肝心の本体は、中古。HDDなしで14,800円。激安。
全部あわせて、3万円と少ししかかかってないのです。

スペックですか?まぁ、いいじゃないですか。X40と同じくらいです。2GHzいかないくらいのCPUです。メモリは256MBですが、早晩1GBになるでしょう。多分。768MBでお茶を濁すかもしれないけど。

で、そこまでは、まぁ良いのですが、問題はそこから。
本体は「HDDなし」なんですね。
いいんです。玄箱で使っている160GBのがあるから。それを、移せばよい。
ほら、普段、玄箱ってネットワークドライブで、あたかもWindowsのごとく見えるじゃないですか。
だから、データそのまま残して、空きスペースにね、OSをね…、入れれば良いと思うわけだ。
で、XP HomeのCDを入れて起動すると、DOSじゃ読めないパーティションが3つある。
あぁ、そうか。玄箱ってLinuxだったな。今更だけど。
ここで、はたと悩む。消して良いのか?この、読めないパーティション。
なくなったら困るデータもある。でもまぁ、本当に必要なら、また入手できるだろうし。やっちゃえ!ってな具合でパーティション消しちゃう。
そこから、するするとXP Homeはインストールされる。快調、快調。結構だ。

さて、そうやって消え去ったデータのことを考えてみると、徐々に血の気が引いてくる。
あれは?それは?これは?
…、また入手できないじゃん。っていうか、それ自分で作ったデータとかだろ。誰が持ってんだ、それ?
いやさ、ほら、DVDにバックアップしてるじゃん…って思ったら、そのDVDってジャマだからって、引越しのときに捨てたべ。

と、いうことで、きれいさっぱり、過去を切り捨てることになりました。つーか、切り捨てざるを得なくなったというか。
あなた、今日からパソコン使い始めたの?みたいな。

まぁですね、Outlookのデータと、WMAのMaXMuseで買ったやつはバックアップを取ってある。だから、大丈夫。
そもそも、PIM系といくらかの画像とか動画類は、W-ZERO3 [es]に入っているから、書き戻せばOK。
膨大な音楽ファイルは、全部、iPodの中にある。だから、注意深く書き戻せば、これもOK。

結局、本当にマズかったなと思うのは、dm。以前に作ってたWebサイトのデータなんすよ。これが、悲しい。
あの、バレーボール情報サイト「V-Station」は、本当に思い出だけになってしまった…。
レビュー的に書いたテキストは、幸い、dm。の記事として登録されている。
DmBloggerよりもっと前に作ったソフト類は、Vectorに行けばある。(ソースはないけど)
だから、やっぱりV-Stationが悲しい。

あと、悲しいのは、いくつかの画像ですなぁ。
ん~。人間は、そうやって大きくなっていく。
あとは、思い出すと悲しくなるから、これ以上は思い出さない。
そのうち、気づくたびに「あ~ぁ」と思うのだろう。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。