スモールビジネス

この間、今後の進路について書いたときに、「自分自身で小規模なビジネスを」ということにも触れました。

今は、派遣のSEとして仕事をしているし、それはしばらく続けるつもりなので、ビジネスといっても完全にそれだけをやるという風には考えていません。
ただ、世の中には週末起業というか、兼業的に時間を区切って起業家になるという方法もあるようなので、自分も将来へのステップとして、やってみようかと考えています。

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独立開業には、2つの考え方があります。
立ち上げた会社を大きくしていくことを目指す「ベンチャー」と、会社を大きくすることは追わず自分で仕事を一つ一つこなしていこうとする「スモールビジネス」です。
自分が目指しているのは、「スモールビジネス」の方で、「小粒ながらピリリと辛い」、「小さな巨人」といった形容詞が似合う形を作りたいと思っています。
いま使った形容詞は、池ノ上直隆さんの「小さい会社をつくる」の受け売りなのですが、それだけ自分の中でしっくりくる言葉だったのです。

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おそらく、私がこういう方向に進もうとしているのは、子供の頃からの憧れのようなものが根底にあるからだと思います。というのは、以前からこのブログで何度か触れている「知的生活の方法」という本がベースにあるのです。
「知的生活」というキーワードを思い出したのは、梅田望夫さんの「ウェブ時代 5つの定理」で、以下のような文章に出くわしたから。

当時の私は、シリコンバレーに住めて「ネクスト・ビッグ・シンク」についての最先端の情報を仕入れながら勉強できればそれでいい、という考えしかありませんでした。
もともと私には、理想とする知的生活のあり方というものがありました。世の中の雑事にあまりわずらわされず、本を読んだり、考え事をしたりを中心とした生活を営みたい。

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この本そのものは、どちらかというと「ベンチャー」の方の本ですが、氏が立ち上げたのは「スモールビジネス」の方。スモールビジネスをベースに知的生活をやりながら、その考え事の対象がベンチャーだった結果、氏の一連の著作になっていると思うのですが、どうでしょう。

閑話休題、いま私が出来ることというと、まずはWebだと思うのです。パーソナルブランディングという側面もあるし、そもそも私がやってきたことってWebばっかりだし。その中でも独自ドメインを取ってCMS入れて、コンテンツを集約するってことは、ちょっと人より経験多いだろうとは思うのです。
それがビジネスになるかはこれから考えるとして、少なくとも自分のWebはちゃんと作ろうと思うわけです。
いや、自分のWebって、いまこの文章を載せようとしているinoccu.netというものがあるじゃないか!といえば、そのとおりなのです。
目下、考えているのは、inoccu.netをそういう風にするのが良いのか、別の何か会社っぽいサイトを立ち上げるべきなのかという問題。

これって結構な問題だと思うのです。ブランディングとしてどっちが良いのか?
「パーソナルブランディング」という本に言わせれば、自分の名前を会社の名前にすべしということらしい(著者のピーター・モントヤは、ピーター・モントヤ・インクを作っている。ただ訳者の本田直之さんはこの本に大きな影響を受けらしいのに、レバレッジ・コンサルティング。日本文化には合わないのかな?)。

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こういうことを考えていると、人生楽しくなってくるので、もうちょっと考えます。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。