7つの習慣まとめ「パラダイムと原則」

この(私にとっての)長い休みの間、せっかくだからと長編「7つの習慣」を再読した。Xperiaでメモを取りながら、のんびり読んでいたので、各章ごとにまとめを書いてみようと思う。まとめとはいえ、当然に書き漏らしている部分が出てくるし、実際に本を読んで感じることも多いと思う。だから、7つの習慣を読んだことがない人で、これから書いていくまとめに興味を持った人は、ぜひ本にあたって欲しい。500ページ近いけど。

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第1部 パラダイムと原則について

個性主義のパラダイムから、人格主義のパラダイムに転換することで、真の成功を得ることが出来る。
個性主義とは日々の生活における問題(特に人間関係における問題)について、様々なテクニックを駆使して解決しようとするものだ。これはケースによっては効果があるかもしれないが、長期的な成功にはつながらない。人格主義は正直や誠実といったものであり、自分自身の人格を重視するということだ。
ありのままの世界を見ることは出来ない。人は皆、何らかのパラダイム(色眼鏡のようなものと思えば良い)で世界を見ているのだ。あなたが個性主義のパラダイムで世界を見ているなら、人格主義のパラダイムに変えることによって、自分を変えることが出来る。

インサイドアウト。他人との関係を変えるためには、自分が変わる。
他人との関係を変えるために、他人を変えようとするのはアウトサイドインだ。しかし、他人を変えることは出来ない。一方、自分を変えることで他人との関係を変えようとするのはインサイドアウトである。
また、他人に対して約束し守る前に、自分自身に対して約束し守ることで、自分が信頼できる自分をつくる。

私的成功が公的成功に優先する
私的成功とは真に自立した自分をつくるということであり、公的成功とは他人との間に効果的な相互依存関係をつくるということだ。最低のレベルは「依存」であり、「私」の成功についての責任を「あなた」に負わせる。第1・第2・第3の習慣を実行すると「自立」の状態になる。「私」の成功についての責任は「私」が負うということだ。そして、第4・第5・第6の習慣を実行すると「相互依存」の状態になる。「私たち」の成功についての責任は「私たち」が負うのだ。
相互依存の状態には、自立の状態に至った者同士でなければ到達できない。

P/PCバランスを重視する。黄金の卵を貪欲に求めてガチョウを殺してはならない。
P/PCバランスとは、Performance(目標達成)/Performance Capability(目標達成能力)バランスのことである。目標を達成したかったら、目標を達成する能力に投資しなければならない。また、目標達成能力に投資ばかりして、目標達成のためにその能力を活用しないことも意味はない。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。