アジア太平洋研究所推進協議会リレー講座 書き起こし

TOKYO FMのオンザウェイ・ジャーナル「月刊 寺島実郎の世界」で、アジア太平洋研究所推進協議会のリレー講座で寺島氏が講演した様子が放送されていた。
何となく、PCでメモを取ったので、ラフな書き起こしということで、アップしておく。

日本ほど悲観的に考えている国はない
今年は全世界で3%ほどの成長が望める
日本も1.5%程度の成長
BRICSが2つに割れた。インドネシアが6%成長
BRICS→BRIICS I:インドネシア S:南アフリカ
韓国が去年末V字型回復した。今年は5%成長の声も
台湾も4.9%、香港、シンガポールも

日本はなぜ韓国に押し負けているのか
韓国は底が浅い。ジェットコースターのような経済。いま、V字型回復の局面
→財閥経済(極端な構造)3財閥でGDPの35%
・意思決定が速い、ガバナンスが効いている
日本の地デジ方式が中南米で採用され続けている
→中南米の米国嫌いからの漁夫の利
→方式は日本がとったが、テレビ受像器などのビジネスでは韓国に負けている

日本の迷い 内需か外需か?
韓国は迷いがいない 外需しかない BRICSにターゲットを定めている
コバンザメ経済 日本や米国のスタンダードに張り付いて2番手方式でゴールが近づくと刺し返す

日本の貿易総額 米国との比重が13%まで落ちた 中国とは20.5% 大中華圏では30%を超えた
いま、日本は中国の貿易で経済を復活させようとしている
大中華圏(Greater China):中国+香港+シンガポール+台湾

ネットワーク型で世界を考える
ベルリンの壁→ソ連崩壊→冷戦終了→ロシア・東欧圏は苦しみ、中国だけ成功している
・香港返還→日本人の外国渡航者の3倍、中国人は外国渡航している(香港、マカオを外国渡航扱いしている)
・台湾のエネルギーを本土に取り込み始めた

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この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。