柳家喬太郎「午後の保健室」

最近、暇があると落語を見たり聞いたりしているもので、おすすめのYouTubeを紹介しようかと思います。

最初は柳家喬太郎の「午後の保健室」。

当代きっての人気者ですね。新作をやっても古典をやっても、必ず爆笑の渦に巻き込むのが喬太郎さんです。

「午後の保健室」は長い話ではないのですが、この映像では30分話をしています。寄席での持ち時間は15分がふつうなので、2倍も話していることになります。それだけマクラが長いということですが、大阪のワッハ上方での口演を収録したものなので、大阪に関するネタをマクラにしています。

見所は、登場人物のキャラクターの作り込み。喬太郎さんはキャラクターの演じ分けがとにかく上手いのですが、だからこそ笑える噺です。そして、この噺は落語という形態だからこそ成り立つことに気付いてください。噺によってはドラマ化したりコント化したりといったことが可能なものがありますが、この「午後の保健室」だけは絶対に落語じゃないとダメだと思います。

ぜひ、喬太郎さんの落語を堪能してください。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。