女子バレー:栗原恵選手がロシアのチームに移籍

女子バレーのプリンセス・メグこと、栗原恵選手がロシアリーグのディナモ・カザンに移籍することが発表されました。

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栗原選手は、2006年に左足、2009年に左膝半月板と、2度の怪我に悩まされながら不死鳥のごとく復活を遂げ、昨年の世界バレー(世界選手権)では銅メダルの獲得に貢献したのは記憶に新しいところです。その世界バレーの後、今年の2月に左膝軟骨損傷の手術を受けて3度目の怪我ということになったのですが、ワールドカップイヤーである今年も引き続き全日本メンバー。日本の国内リーグであるVプレミアリーグのパイオニア・レッドウィングスを退団し、怪我の回復に専念しているところでした。

ディナモ・カザンは、ロシア1部リーグ・スーパーリーグに所属し、設立9年目の今年は初優勝を飾った新鋭の強豪。ロシア代表で現時点で世界最強のプレイヤーであるエカテリーナ・ガモワ選手が所属するチームといった方が分かりやすいでしょうか。

怪我の具合は心配ではありますが、移籍が決まったということは回復の見通しがはっきりしているということだと思うので、より高いレベルのプレーを経験して、ワールドカップで活かしてほしいと思います。

ちなみに、他に全日本メンバーで海外というと、リベロの佐野優子選手がアゼルバイジャン1部リーグのイトゥサチ、ずっと怪我に苦しんでいたウィングスパイカーの狩野舞子選手がイタリア1部リーグ・セリエAのパヴィーアでプレーしています。

今年11月に行われるワールドカップは、上位3チームに来年のロンドン五輪の出場権が与えられます。全日本女子チームは2004年のアテネ五輪、2008年の北京五輪と2大会連続で出場していますが、どちらも世界最終予選まで出場権を得ることができませんでした。今回こそは、ワールドカップですっきり出場を決めてほしいものです。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。