エンジニアがアピールするには便利な時代

昨日のデブサミでのウルシステムズの漆原さんのセッションを見ていて、これからのエンジニアはビジネスが分からないと駄目、技術が分からないのはもっと駄目。というのが、極めて当然のことだけれども、漆原さんののような経営者の立場でも、そういうことをちゃんと言うのだなと思ったりしました。

で、そういう人をユーザ企業も求めているよと。
私は今のところユーザ企業に転職しようという気はないのだけど、そういうことって、どういう風にアピールしたら良いのだろうと考えてみました。

ビジネスが分かってるよというところは、私の場合だと中小企業診断士の資格を勉強することで知識を得ようとしているし、資格を取ればアピール材料の一つにはなるだろうとも、思っています。ただ、資格を取るということは履歴書上とかのアピールのはなるけど、それは具体的な転職活動に入った時の話になるので、ふつうはブログとかでビジネス的なことを書くのが良いのかなと思います。で、この記事はどんな人していているのだろう?ははん、中小企業診断士か!という流れが望ましい。もちろん、ちゃんと筋の通ったことを書かないと、逆効果になる可能性大なので、私も自重が必要ですが。

一方、技術の方は、これも最近は自分で小さなアプリを作って公開するとかいうことが簡単にできる時代だし。で、そのアプリが広まって、会社っぽくなったりしたら、ビジネスの部分でのアピールにもなる。まぁ、そこまで来たらアピール先はどこかの人事担当者とかじゃなくて、世の中一般になるのかもしれないけれど。

そう考えると、つくづく世の中便利になったんだなと思います。あとは本当に自分のやる気次第なんだろうね。きっと。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。