AndroidからiPhoneにしました

長年使ってきたAndroidから、iPhoneに移行しました。機種はiPhone 4Sのブラック、64GB。キャリアはドコモからソフトバンクにMNP。

ここにきてiPhoneにしようと思ったのは、iPad 2を数ヶ月使ってきて、やはり便利なので、携帯もiPhoneにするべきだろうと思ったから。ソフトバンクの電波についても、iPad 2を3G契約で使っていて、特に問題なさそうだったし。

移行してまだ2日しか経っていないのですが、感心したこともいくつか。


The raging battle between Apple’s iPhone and Google’s Android / Tsahi Levent-Levi

Nozbeが心地よい

GTDツールとしてNozbeを使っています。Web版は何の問題もなく使えるし、iPadでも有料のアプリだけど、実に良い感じに使える。実際、iPadを使い始めてからNozbeの活用が軌道に乗ったと言えるほどです。
しかし、Androidではダメでした。無料のアプリが公式で出ているのですが、すべての動作が致命的に遅い。しかも、落ちまくり。というか、まともに使えた試しがない。だから、NozbeのタスクをGoogleカレンダーとシンクさせて、カレンダーとして見るとか、タスクの追加はTwitterからやるとか、苦肉の策をとっていたのです。

それが、iPhoneでやはり有料のNozbeを使ってみたら、実にサクサクと動くではないですか!iPad版と同じインタフェースなので使っていて何のストレスもなし。なんで、あんなにAndroid版はダメなのか、不思議に思うほどです。
はっきり言って、これがiPhoneにしたかった最大の理由でもあったので、これは満足です。

グッズ、活用本の充実度が桁違い

Androidを使っていると、買った直後は関連購買を楽しく感じるものの、その楽しみはすぐに終わっていました。というのは、Androidは機種がバラバラなので、機種ごとのグッズは最小限にしかありません。だいたい10〜20種類くらいの中から選んだら、それで終わり。新機種が出てくるサイクルも早いので、一度グッズが出てきたら、さらに追加で新製品が出てくるということはまずありません。
これは活用本についても言えます。Android向けの活用本は底が浅いのです。大きな書店のAndroidコーナーに行くと、本の種類は圧倒されるほどあります。しかし、大抵が機種ごとの入門書で、活用法を新たな発見をさせてくれるようなものがありません。
いくら機種が多いと言っても、OSはAndroidで同じなのだから、機種共通の本にすればいくらでも活用法は出てきそうなのに(そういう本もいくつかはあるのですが)、機種ごとの入門書でお茶を濁している感じがします。

それと比べると、iPhoneは圧倒されます。グッズの数はiPhone1種類(カバーは4と4Sで別になっていることはありますが、ほとんどは共通で使えるものです)と、各社から出ているAndroid全機種で同じくらいでしょうか。特定のAndroid機種と比べると何十倍もあります。さらに、今後も(少なくともiPhone5が出るまでは)続々と新しい関連製品が出てくるでしょう。
活用本の充実度の格差はグッズの比ではありません。たとえば、倉園佳三さんの「iPhone×iPadクリエイティブ仕事術」や、堀正岳さんと佐々木正悟さんの共著「iPhone習慣術」などは、単なる活用本の域を超えているように思います。

おサイフケータイについて

AndroidからiPhoneに移行するにあたって、もっとも不便になったのは、おサイフケータイが使えなくなることです。私は、スマートフォンだけ持って出かけるほどの重度のおサイフケータイ利用者であったので、iPhoneで良いのか?という葛藤は間違いなくありました。
これは、Suica/PasmoのICカードが入るカバーを買うことと、Edyチップの入ったストラップを買って、カバーにぶら下げることで対応することにしましたが、クレジットカード等からのオートチャージが出来なくなるという問題があります。これは、オートチャージが出来なくなれば、使いすぎが防げるだろうと前向きに割り切るしかありません。

ということで、iPhoneとの生活が始まりました。このブログでも関連記事が増えるかもしれません。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。