公衆無線LANはOCNホットスポットが最強らしいその理由

この記事は2012年7月時点の記事です。2014年4月版は「最強と思っていたOCNホットスポットがそうでもなくて、今はWi2 300。」を参照ください。

ふだんからMacBook AirとWiMAXルータを持ち歩いています。出先で使うのはたいていカフェで、公衆無線LANが使えるところであれば、そちらを使いたいところです。WiMAXでの接続よりも速いことが多いし、ルータのバッテリーも出来るだけ温存したいし。

公衆無線LANのアクセスポイントを展開している業者はいくつかあって、基本的にはそれぞれのサービスごとに入会しなければ使えません。

業者は何種類かありますが、その中で主要なのはNTTコミュニケーションズが提供するホットスポットと、ソフトバンクテレコムが提供するBBモバイルポイントでしょう。

無線LANサービス ホットスポット

ホットスポットは全国に約4000カ所のアクセスポイントを展開していて、カフェ系では、モスバーガーとタリーズコーヒーに入っています。交通機関では東京メトロ、東海道新幹線のN700系車内と駅のコンコース、その他、公共機関やビジネス施設に強いのはNTTゆえでしょうか。

個人のお客様:BBモバイルポイント 外出先でブロードバンドするならBBモバイルポイント。|ソフトバンクテレコム 個人のお客様向けサービス|SoftBank

一方、BBモバイルポイントは全国4200カ所のアクセスポイントを展開しています。こちらはなんと言ってもマクドナルドに入っているのがポイント。ホットスポットの入っているモスバーガーやタリーズコーヒーはちょっと探す必要がありますが、マクドナルドなら大抵どこにでもあるという安心感があります。さらにノマドワーカーの聖地とでも言うべきカフェルノアールでも使えます。他には、東海道新幹線でも使えるようになりました。

ということで、この両方を押さえておけば公衆無線LANについては安心できるかなという印象があります。しかし、公衆無線LANサービスを2契約もしないといけないの?という疑問が出てきますよね。

今まではたしかにそうでした。プロバイダが提供している公衆無線LANサービスを見てみても・・・

といった具合で、ホットスポットとBBモバイルポイントの両方が使えるサービスというのはなかなかありません。

そんな中で、たぶん唯一それを提供いしていたのがワイヤレスゲートの「オールワン」。

プラン一覧 | 株式会社ワイヤレスゲート 全国どこでもワイヤレスブロードバンド

月額780円でホットスポットとBBモバイルポイントの両方が使えます。さらに、livedoor wirelessも使えて、公衆無線LANについてはほぼ最強のサービスだと思います。

でも、780円はちょっと高いかなぁという印象。

そして現れたのが公衆無線LANの最終兵器。OCNホットスポットです。

OCN ホットスポット 定額プラン(すでに会員の方向け) | OCN接続サービス(プロバイダ)

OCNを提供しているNTTコミュニケーションズは、もともとホットスポットを提供している会社です。で、いままではOCNは「OCNホットスポット」という名称でサービスを提供し、ホットスポットも「ホットスポット」という名前でサービスを提供していました。どちらも使えるアクセスポイントは同じなのですが、OCN会員向けがONCホットスポット、非会員向けがホットスポットだったのですね。

それが、2012年6月からOCNホットスポットに一本化されました。しかも、それと同時にBBモバイルポイントとのローミングも開始されたのです。

OCN会員向け「OCNホットスポット 定額プラン」(月額315円)
ONC非会員向け「OCNホットスポット レギュラープラン」(月額525円)

で、使えるアクセスポイントはホットスポット+BBモバイルポイントなんですよ!

特に私はOCN会員なので、月額315円でモスバーガーでもタリーズコーヒーでもマクドナルドでもカフェルノアールでも使えてしまう!

ということで、今までも契約していたOCNホットスポットでBBモバイルポイントも使えるようになったと知ったときは驚きましたね。こんなことが起きるのかと!

OCN会員ならば必須、OCN会員ではなくても十分検討に値するサービスだと思います。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。