君は奔放すぎるアイドル・吉川友のインタビューを感じたことがあるか?

今日は銀座の東側にある時事通信ホールまで吉川友のライブと、もう一つ何かを見に行っていました。

吉川友って?

だいたい吉川友って何者?という人も多いと思うので少し説明しておくと、モーニング娘。の8期(光井愛佳が合格した期)のオーディションに落ちて、研修生制度であるハロプロエッグに入って、バックダンサーをやったり、エッグだけのイベントに出たり、久住小春、北原沙弥香と一緒にMilkyWayというユニットでシングルを出したりしているうちに、突然ユニバーサルミュージックに連れ去られて(という体で)ソロデビューし、いまや「ワガママBODY」をキャッチフレーズ?に、グループアイドルが量産されている中、真野恵里菜なき後で唯一のソロアイドルとして活動を続けている歌手であり、インタビューの壊し屋なわけですヨ。

私としては、2006年のこの記事にあるように、8期オーディションとしては吉川友を推していたわけで、もし彼女が合格していれば、私がその後のモーニング娘。から長く離れることにはならなかっただろうと思うのです。
そういうわけで、私の人生にとっては良いのか悪いのか分からない人ですね。まぁ、とはいってもその間は美勇伝を推したり、℃-uteを推したりして、9・10期をきっかけとして結局モーニング娘。に戻りつつあったりするのですから、まぁ、アレなんですが。

まずはCDジャーナルのインタビュー記事を感じてみよう

で、今日あったもう一つのイベントというのが、「吉川友のインタビューを見る」というだけの企画で、こんな企画で今日の3回公演のうち1回をやってしまう辺りが、何かあるわけです。彼女が、ただのインタビューイーであるとすれば、こんな企画が通るわけがなく、私にしても時事通信ホールに集まった200〜300人ほどの人も、お金を払ってまで見に行くこともないのですから。

この企画が通った理由として挙がるのは、何よりCDジャーナルの南波一海氏による4回のインタビュー記事です。まぁ、これしかないんだけど。今日のインタビュアーもやはり南波氏で、今日のインタビューもやはりCDジャーナルに掲載されるとのこと。

第1回・2012年9月掲載のインタビュー

まず、そのインタビューの壊し屋としての片鱗が現れたのが第1回のこちらのインタビュー

――いちばん最初のきっかフェスのときもそういうことを仰ってましたね。序盤から疲れたって(笑)。かっこいいなと思って。

 「本当に疲れたんですよね」

――正直! そういうのをバンバン言うのが素敵だなと思って。バスケットのせいだけじゃないですよねきっと。

 「自然に囲まれて育ったからですかね」

――自然に囲まれて育つとカラッとする?

 「そうだと思います」

――でも、地元の友達がみんなそういう性格というわけではないですよね?

 「そうですね(即答)」

――ええ!?

だいたい、インタビュアーが「ええ!?」と発して、それをそのまま記事にしてしまおうというのが既に変。

――なるほど。それで結局、プライベートとお仕事では分けて話してるんですか。

 「そういう心持ちなんですけど、まーいいかなって」

――そういう心持ちではないってことですね。

 「いや、思ってるんですけど、まーいいかなって」

――繰り返してますよ。

 「でも占い信じてますよ。信じてるんです……(急に首を掻いて)かゆいんですけど」

この辺のやりとりを見ていると、吉川友の回答が適当なんだよね。フィーリングで答えている。だから、彼女のインタビューは読んではいけない。感じないといけない。かゆいところまで含めて、感じないといけない。

第2回・2012年11月のインタビュー

CDリリースが続いたせいもあるものの、2か月後に再び行われたこちらのインタビュー

――そして「少女A」も歌いやすいと。

 「♪じれったい じれったい いくつになっても~。少女A~。Aですよ。Bもあるんですか? なんでAなんですか?」

――あはは! なんですかね。明菜さんのAじゃなさそうだし。

 「そうですね……(歌詞がプリントされた紙を広げる)」

――たくさんメモ書きされてますね。

 「そうですよ。字は汚いけど部屋が白くなったんです!」

――歌詞で面白いなっていうのはありました? 今と当時書かれたものとでは趣きが違うと思うんですが。

 「なるほど……。(紙を机に広げて)いっぱいありますね! 歌詞が!」

――もしかして歌詞はあんまり考えない?

 「(無言で頷く)」

――あはは! そうなんですね。

 「追々ですかね」

――あはは。吉川さん本当に面白いですよね。見た目のイメージはクールなのに。

 「そうなんですか? あらまぁ。(アルバムのジャケット写真を指して)この写真は部屋が綺麗そうに見えます?」

――また急ですね。でも綺麗そうに見えますよ。部屋が汚いっていうのは白日の下に晒されてしまってますけど。

 「それはもう復讐しますよ」

第1回のインタビューで部屋が散らかっている、しかも落ちているものはゴミであることを暴露した彼女は、それ以来「汚いキャラ」になってしまったことを気にするようになります。だから、第2回は掃除したことをやたらプッシュしています。

あと、歌詞の意味について。モーニング娘。などは小学生のメンバーにも愛だの恋だのの意味を考えさせてレコーディングに臨ませているわけですが、まぁ、彼女はモーニング娘。は落ちて良かったのかもしれない。オーディション中に練習回数を問われて「10回・・・」と答えてボイトレの先生を激怒させた彼女でもあるし・・・。

第3回・2013年5月掲載

――歌を覚えるのは早いんですか?

 「はい、歌詞以外は」

――それは早いとは言わないですよね。

 「そうですね(歌詞がプリントされた紙を見つめる)」

――相変わらず紙に文字を書き込まれてますね。すごくプロらしい一面ですよね。

第2回に続いて歌詞がプリントされた紙が話題になった第3回のこちらのインタビュー
書き込まれた文字の真相が明らかになってきます・・・。

――なるほど。でも歌に関してはそうやって紙に書き込むくらい気合が入ってるわけですよね。

 「うーん(首を傾げる)」

――傾げないでくださいよ。

 「いや、これはレコーディングの時のやつじゃなくて、昨日まとめたやつなんですよ。歌詞の意味の話し合いをして」

――歌詞の意味の話し合いをレコーディングの後にしたんですか?

 「ま、昨日」

――順序がおかしくないですか?

 「取材も近いし」

――あははは!

 「え、何かおかしかったですか」

――取材で答えるために用意したんですね。

マネージャー 「さ……再認識です」

この一連のインタビューには、ちょくちょくマネージャーのコメントが入ります。フォローだったり、時にはツッコミだったりするわけですが・・・。

第4回・2013年8月掲載

そして、現時点では最新の第4回のこちらのインタビュー

――こうして何ヵ月かに一度お話を聞かせてもらってますけど、ハマってるものが毎回違いますよね。

 「最近はないんですよ。趣味とか聞かれるから毎回どうしようって言ってて。だからテキトーにウォーキングとか言ってます」

――テキトーって!

 「言葉が滑っちゃった(笑)。テキトーにっていうか、ウォーキングが主流ですね。本当に歩いてます。料理はあと、パリパリ塩キャベツ? キャベツに塩と胡椒とごま油をかけて」

やっぱり、テキトーなんだなと。第4回にしてついに言い放つ。

――ダイエットの調子はどうですか?

 「あっ(自分の体のあちこちを見る)。こんな感じです」

――そうですか(笑)。特に変わりもなく、いい感じじゃないですか。

 「いやいやいや、じぇじぇじぇ」

マネージャー 「じぇじぇ……」

――ほぼ何も言ってないに等しいですね。デビュー当時と比べていかがですか?

 「あっ」

――“あっ”て。とにかくダイエットは引き続きという感じでしょうか。

 「そうですね。一生言い続けると思います」

――個人的にはやらなくていいような気がするんですけどね。

 「ノンノンノン」

インタビューでずっと言い続けているのがダイエットのこと。やたらと自分のことを「ワガママBODY」と言っている彼女ですが、まぁ、だいたい、どこまでその意味を理解しているのか。というか、おそらくフィーリングなんだと思うのですが、最近始まったアメブロのタイトルにもしてしまいました・・・。(吉川友オフィシャルブログ「LOOK at ME ワガママBODY」

――読者からの反応を見てどう思いました?

 「今後どう出ていったらいいか迷いますよね。ラジオにしても。きっか、相手によって変わるタイプなので。だから今日のきっかはおとなしいぞ、みたいなことを言われたりもしたり。“やばいぞコイツ感”と言いますか、それの発掘者というか、人生の変わり目がこのインタビューなんですよ!」

――あははは!

 「人生狂っちゃったなと」

――すみません……でも、僕が発見したわけじゃくて、ライヴのMCでもずっと面白かったじゃないですか。

 「それをありのままに記事にしちゃうのが!」

――調整しろっていうね(笑)。

 「文字に残すっていうのはそういうことですよね。そこはダメですよね」

――ダメでしたか。

 「どう生きて行けばいいのかって大きな問題にはなってきますよね。友達にもヤバいねって言われるし。ああ、ごめんねって」

――それは反省します。

 「あははは。はははははは」

――じゃあこうしたやりとりも載せた方がいいですね。相手によって合わせると。吉川さんってすごく真面目だと思うんですよ。僕が喜ぶからこういう方向に振り切ってくれてるんですか?

 「ああ~。(大声で)きゃーーー!!」

――照れなのかなんの絶叫なのか、わからないですね。

 「いや、すべて変わってしまったのはこれのせいですからね!」

だいたい、インタビュアーの南波氏が、やりとりをそのまま載せてしまうのがポイントで、おそらく他のインタビュアーはきちんと編集しているのだろうと思うのです。
だから、吉川友に限らず、他のアイドルなんかのインタビューもその現場は同じようなものかもしれない???

でも、アイドルのインタビュー経験の多い南波氏が、あえて吉川友についてはこのような編集方針を採り、事務所もそれを認めたということは、やはり彼女は特異なのだろうとは思います。

とはいえ、そのおかげでインタビューだけで1つ公演をやってしまうという思い切った企画も実現し、成功裡に終わったわけですし、それもまぁ、いいんじゃないかなと。フィーリングとしては。

今日の公開インタビューにおいても、「公開」ということもあって、彼女がどう感じて、どういう風に行動するのだろうと思っていました。意識しすぎて落ち着いてしまったり、ウケ狙いで過度に奇抜な行動を起こしたりしたら、実につまらないものになってしまうわけで、ある意味で賭けだったのではないかと。

しかし、この4回のインタビュー記事とほぼ同じような感じで、やっぱりダイエットの話をしているし、急に歌い出すし、急にかゆくなって掻き出すし(しかも今回は内股!)。
やっぱり、こういう感じなんだなぁ・・・という、実に普通なものを見せてもらいました。

次回の公演では、ハロプロファンにはお馴染みの さわやかゴロー がMCでゲーム企画とかをやるとのこと。アイドルを弄らせたら当代一との声もないではない さわやかゴロー なので、それはそれで楽しみですが、南波氏のインタビューももう1回くらい公開で見てみたいところです。

この夏は、この曲のCMでもお馴染みでした。

この記事を書いた人

井上 研一

経済産業省推進資格ITコーディネータ/ITエンジニア/ブロガー。
井上研一事務所代表、株式会社ビビンコ代表取締役、一般社団法人ITC-Pro東京理事。
北九州市出身、横浜市在住。 AIやIoTに強いITコーディネータとして活動中。著書に「初めてのWatson」、「ワトソンで体感する人工知能」など。セミナーや研修講師での登壇も多数。

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