社長ブログとパーソナルブランディング

2014 01 12 14 25 51

先週の今頃、私は高松やら岡山やらにいました。
この写真は岡山城ですね。

観光は観光として楽しんでいたのですが、その時ずっと頭の中にあったことは、会社とブログの間合いでした。

このことは、去年の4月頃にも考えていたことで・・・。

今年の始めにアルティザンエッジ合同会社のサイトを完全リニューアルしました。
会社設立してちょうど半期が経過したので、残る半期をどうやっていこうかと考えて、もっとアルティザンエッジのことを知ってもらわないといけないなと感じて、まずは会社サイトだなと思ったのです。

で、会社サイトを作っただけでは、せいぜい名刺交換をした人くらいしか見てくれないだろう(しかも、1回でも見てもらえれば良い方で、見ない人も多いだろう)から、次はブログだなと。
ブログということになると、私の場合、個人ブログがあるので、別に会社ブログというか社長ブログを作るべきかどうか・・・という話になるのです。

ちなみに、先に挙げた記事を読み返してみると、プロフェッショナルなエンジニアとしてのフリーハンドを保っておきたい、そのためには「屋号とは別に個人ブログが」と書いてあります。当時はまだ法人化していなかったのですね。
今はアルティザンエッジは会社になっていて、日々の生活の中での重要事項になっているので、当時とはまた別の考え方が必要かと思います。

パーソナルブランディング!

帰りの飛行機で読む本も必要だなと思って、岡山城の近くにある三省堂書店に入って見つけたのがこの本でした。

この本自体は2005年に日本での初刷が出ていて、実は私も一度買って読んだことがあったのですが・・・。(2011年に12刷まで出ているので、ロングセラーになっていますね。)

冒頭にこんなことが書かれていて、再び手に取らずにはいられなくなりました。

いかに自分のパーソナルブランドと会社のブランドのバランスをとったらいいのだろうか。

他にも、私が会社の現状について気になっていたことが列挙されていたので、まぁ、うまく著者の策略に引っかかったわけです。

で、この本を読み進めていくと、答がありました。

個人のアイデア、スキル、情熱、あるいはリーダーシップによって築き上げられたビジネスでは、その人間のために仕立てられた強力なパーソナルブランディングが有効となりうる。これはワンマンビジネスである必要はなく、一人の人間のアイデンティティが企業と一体であることが必要となる。

つまり、アルティザンエッジのような、世の中に知られていない、出来てまだ1年も経っていない会社は、まずその経営者である私を知ってもらわなければならない。
私がその会社を通して何をやろうとしているのか、お客様からすれば、何をしてくれるのかをブレずに一貫して、繰り返して、発信していかなければならない。
さらに、その上で私の個性のようなものも挟んでいって、親しみというか、そういう感情を抱いてもらえれば、それに越したことはない。(要は仕事だけじゃなくて、飲み会で出来る深い関係も大切だと。)

こうやって書いていくと、日本人な私としてはどうも恥ずかしいというか、そこまで「そろばんずく」か!という気がしないでもないのですが、とはいえ私は自分のやっている会社でもって生きていこうとしているわけですから、そんなことも言ってられないか・・・と。

というわけで、

長年やってきた個人ブログに少し手を加えつつ、記事内容の比率を変えていく感じで、進めていこうと思います。
今後とも、よろしくお願いします。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。