MacBook Pro Retina 13インチ Early 2015を半年使っている

私はいま、メインマシンとしてMacBook Pro Retina 13インチ Early 2015を使用しています。
と、ここに書くのは初めてのような気がしますが、購入したのは今年の1月。かれこれ、半年以上使用しているのです。

なんだかんだiOS向けアプリ開発が現在の生業になっていて、特にこのMacを購入した半年前はその佳境だったりしました。
そのため、このMacにかけた投資金額は25万円ほど!私がPCに費やした金額の中でも最大額のはずです。もちろん、会社の経費です。減価償却です。

迷いました。迷いました。だって、25万円・・・。

MacBook 12インチでは・・・

macbook

それまでは、新しいMacBookことRetina 12インチの薄い、カッコ良い、USB-Cしかない、あのMacBookを使っていたのですが、Swiftで開発していたアプリのビルドに何時間もかかるようになってしまって、とても仕事にならないということになり、買い換えを決意したのでした。

ふつうのビジネス作業になら何ら問題にならないパフォーマンスを発揮するMacBookですが、それなりのコード量のあるSwiftプロジェクトをビルドするには辛かったようです。まぁ、Core mだしね。仕方ない。

MacBook Airと迷う

とにかくCore mじゃダメだってことで、i5かi7の載ったMacじゃないといけない。真っ先に考えたのはMacBook Air。MacBookに移る前はMacBook Airの11インチをこよなく愛していたので、それに戻ることを考えたのです。
前と同じ11インチもある、いやそれでは新味もないから13インチに行ってみるかとか。

でも、MacBookでRetinaディスプレイに慣れた私は、とてもあのディスプレイには戻れない。
以前のように愛せる自信がない!と、思ってしまったんですね。

やっぱMacBook Pro Retinaでしょ!

で、ちょうどその時、一緒にお仕事していたエンジニア仲間に相談してみると、こんなご意見が。

「だって、仕事で使うんだし。最低2〜3年は使うんですよね?だったら、それくらいの投資は必要ですよ!」

ふむ。

しかも、相談したエンジニアは2人ともMacBook Pro Retina 13インチの持ち主じゃないか!

MacBook Pro Retinaには13インチモデルと15インチモデルがありますが、さすがに15インチは検討対象にしませんでした。さすがに大きすぎる、重すぎる。
最低でも週に2〜3回は持ち歩く必要があるし、13インチの1.58kgが限界だと思いました。

あとはカスタムをどうするか。
13インチのEarly 2015は、i5 2.7GHz・メモリ8GB・SSD128GBで約15万円からですが、メモリとSSDが心許ない。
最悪、SSDは自分で換装するという方法もありますが、最初から必要と分かっているのならわざわざ換装を前提にする必要はない。メモリに至っては自分では増設・交換できないので、購入時点で盛っておく必要があります。

Apple StoreのBTOを待っている暇はなかったので、秋葉原にあるソフマップのMacCollectionにあるカスタマイズモデルの中から、このスペックのものを購入!

プロセッサ Core i5 2.9GHz
メモリ 16GB
ストレージ 512GB SSD

つまり、吊るしの最上位モデル(i5 2.9GHz・メモリ8GB・SSD512GB)のメモリを16GBにしたモデルです。

Mac-Collectionの2016年7月19日現在の価格表
Mac-Collectionの2016年7月19日現在の価格表。私が購入した半年前と価格は変わっていないと思う。

カスタマイズモデルを在庫している店舗はApple Storeをはじめ、いくつかありますが、大抵はアルティメットモデルといわれる、すべてのスペックを最上位にしたものしか置いていないことが多いのです。
その点、ソフマップのMacCollectionには、それ以外のカスタマイズモデルも即納で助かります。

で、持ち歩けますか?

やはり、この点がいちばん気になりました。
本当に持ち歩けるのか、1.58kg。

それまで1kgにも満たないMacBookや、700g台のLet’s note RZ4を持ち歩いていた私からすると、少しズシッときます。
あと、フットプリントが大きいので、普段使いのボディバッグには入りません。MacBook Pro Retinaを持ち歩くときは、必ずトートバッグになりました。(普段、トートバッグを常用しているので。)

ただ、最近は半年経ったこともあって、この重さ程度なら慣れてきたような気がしています。
自社作業が最近増えていて、持ち歩くことが減ってきたというのもあるかもしれませんけど。
持ち歩いても40分〜1時間程度だし。以前のように毎日片道1時間以上の通勤電車(小田急線)+バス30分で往復3時間とかだったら、へこたれていたかも知れません・・・。

使い勝手は?

それはもう、最高です!

MacBookで既に知っていたとはいえ、13インチのRetinaディスプレイは綺麗の一言。
解像度はデフォルトの1280×800だと「あれ?」って感じですが、1440×900に変えると作業スペースも少し大きくなり、文字のサイズもよさげです。1680×1050にも設定出来るので、一時期はそれで使っていましたが、結局、1440×900に落ち着きました。

メモリが16GBあるので、常駐のメモリクリーナーの類は姿を消しました。
SSDの512GBは、音楽やら動画やらのデータを大量に詰め込もうとすると不安がありますが、それらのエンタメ系のデータはNASに持っていったり、Apple MusicやAmazon Prime Musicといったストリーミング型の音楽サービス、自前のSubsonicを使っていれば、気になりません。

また、ある程度フットプリントがあることから、大容量のバッテリーが積めることもあると思いますが、バッテリーの持ちが良い印象です。
さすがに1日の作業をすべてバッテリーでこなそうとは思いませんが(公称10〜12時間)、数時間なら何の問題もありません。

2〜3年は使いたい!

2〜3年使うことを前提にした25万円なので、それは守っていきたいと思います!もちろん。

mbp-battery

ちなみに、少なくとも週に5日間以上は使っていますが、半年使ってバッテリーの充放電回数はわずか18回。ざっくり500回の充放電回数に耐えるとすれば、10年以上はバッテリー交換が不要という計算・・・。
さすがに、そこまで使っていることはないですけどね。’

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。