第1回プログラミング夏休み無料親子体験講座を開催しました

7月24日にプログラミング夏休み無料親子体験講座の第1回を開催しました。

会場は、中野区若宮の「まなびじゅく」。講座を共催しているピーアートさんの運営するPCスクールです。

こどもたちの夏休みにあわせて、中野で2回、出張で1回と計3回の開講を予定していますが、その第1回には8名のこどもたちと、その親御さまに参加いただきました。

4名ずつ、エジソンアカデミーの教材を使ったロボットプログラミングと、Scratchを使ったシューティングゲームづくりに分かれて進め、私はロボットプログラミングの講師を担当しました。

ロボットプログラミングでは、教材のブロックを使って自動車の形を組み立て、車輪を回転させるDCモーター、車輪の角度を変えるサーボモーターを接続します。それぞれのモーターにはArduinoベースの基板を接続し、前もってScratch言語でプログラミングしたプログラムを転送することで、思いどおりに動作させることができます。

参加したこどもたちは小学校3~4年生。ふだん、それくらいの年齢のこどもたちと接することがないので、新鮮な経験だったのですが、興味がないとつまらなそうな顔をしても、いざロボット(自動車)ができあがってミッションを与えると、一気に目が輝くのですね。

ミッションは、自動車をコースのとおりに走らせるというものですが、何秒間、どれくらいの速度で直進させるとか、車輪を何度曲げるとか、そうしたことをコースの試走によって確認し、何度もプログラムを修正する必要があります。

こうした試行の繰り返しや、思いどおりに動かないときの確認作業は、まさにプログラミング!
動きを予想して設計したり、その設計どおりに動作するように実装するわけです。

いま、安倍政権で小学校からのプログラミング必修化の議論が進んでいます。既に高校生は技術・家庭の科目でプログラミングが導入されているようです。
こうした教育の目的は、もちろんプログラマーを育てようというわけではなく、理論を理解して、その理論をもとに予想したり、仕組みを論理的に考えたりという「理系の力」を育てることではないかと思います。

そのためにもプログラミングは有用なのですが、それと合わせて、目標に向かって進む力とか、あきらめない忍耐力といったものも育つのかもしれません。それって、私たちプログラマーがいつも体験していることでもありますしね。

親御さんからも「プログラミングって大変なんだな」という感想が聞こえてきたのですが、「そうだよなー、それが分かってくれて嬉しい!」と思ったりもしました。(それが目的ではないのですが・・・。)

ということで、体験講座は今週も行います。その後は、有料となりますが本講座も開講しますので、ぜひよろしくお願いします。’

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。