名古屋のリニア・鉄道館に行ってきた

名古屋2日目。ホテルは大阪に取ってあるので、それまでの間どう過ごすか。さっさと大阪に移動するか、途中で京都か奈良にでも寄るか。はたまた名古屋で何かするか。という中で、私が選択したのは名古屋のリニア・鉄道館でした。

リニア・鉄道館へは「あおなみ線」で

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あおなみ線

JR名古屋駅の新幹線側をさらに回って行った先にあおなみ線の改札口があります。リニア・鉄道館はその終点の金城ふ頭にあって、24分の乗車です。

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金城ふ頭駅の表示板

金城ふ頭駅を出て、すぐのところにこんな建物が!

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オレンジ色のJRロゴといえばJR東海

これがリニア・鉄道館です。

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リニア・鉄道館の入口

リニア・鉄道館とは

リニア・鉄道館は高速鉄道技術の進歩をテーマにした鉄道の博物館。2階建ての構造ですが大吹き抜けになっていて、メインは1階のシンボル展示と車両展示です。2階には歴史展示室や体験コーナーなどがあり、その下(1階)に鉄道ジオラマやシミュレータ等があります。

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吹き抜けのシンボル展示

シンボル展示は全体が暗い空間で、蒸気機関車のC62、新幹線の300X、そしてリニアのMLX01-1が並んでスポットライトを浴びています。時代時代の高速鉄道のシンボルが並んでいるということですね。

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吹き抜けの車両展示

一方、車両展示は明るい空間。こちらは32両の車両が勢揃い。写真手前はお馴染みの新幹線700系と300系。さらに今となっては懐かしい100系も見えています。その横は国鉄色のクハ381などの姿も。クハ381なんて、国鉄末期からJR初期のザ・特急ですよね。私が鉄道に興味を持った子供の頃には、有明とかにちりんとして走っていたと思います。

私が特に興奮したもの

パシャパシャと写真を撮りまくったのですが、すべてを紹介するとキリがないので、私が特に興奮したものだけご紹介。

結局、乗れなかった2階建て新幹線と食堂車

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100系の2階建て車両は食堂車にもなっていた

いまでも2階建て車両というのはあります。JR東日本の新幹線車両MAXは2階建てだと思いますし、在来線でも湘南新宿ラインなどを走るグリーン車は2階建て車両になっています。ただ、昔は東海道・山陽新幹線にも2階建て車両を含む100系が走っていて、食堂車になっていました。(たしか、個室座席として使っていた2階建てもあったような・・・。)

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この階段で2階へ

100系の2階建て食堂車は私にとっては結局憧れだけで終わってしまった存在。私が小学生くらいの頃だったと思いますが、鉄道カメラマンの南さんが登場するケイブンシャのこども向け鉄道本があって、それを熟読していました。そのころに登場したのが100系の2階建てだったんですね。あと、JR東日本・JR北海道の北斗星とか。

食堂車よりもさらに憧れたのが100系の個室座席。たしか1人用、2人用、4人用個室があったと思います。オトナになったら1人用個室に・・・と思っていましたが、私がオトナになった頃にはなくなっていました・・・。
残る1人用個室は寝台特急にあるソロくらいか。これも風前の灯火なので、乗れるうちに乗っておきたい。

そういえば、寝台車両の展示がなかったな・・・。たぶん、JR東海ではやってなかったから?なのでしょうか。

マルス!

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マルス発券機

車両ではありませんが、昔は大きな駅にあったマルス発券機。みどりの窓口とかに置いてあった、全国の特急の予約等を行う機械ですね。私の通ったコンピュータ系の学校の系列企業がマルスの開発に関わっていたというので、学校オリジナルの教科書にも取り上げられていたのを思い出しました。

あと、落語で立川志の輔が「みどりの窓口」という新作をやりますが、あれの機械を操作している描写はマルスだと思いますね。たぶん。

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みどりの窓口のある駅一覧表

こんな展示もありました。昔の時刻表ですね。当時、みどりの窓口はこれだけしかなかったわけです。しかも、「電子計算機」が置いてあるのは白丸のところだけ。東京付近なら両国にはみどりの窓口はあるけど電子計算機は置いてなかったわけです。一方、大阪付近だと環状線の駅で電子計算機を置いてあったのは大阪、天王寺、湊町(現・JR難波)だけ。九州は凄いですね。みどりの窓口がある駅自体が少ないけど、電子計算機はすべて置いてあるようです。(しかも、いまの九州の雄・福岡市には博多しかみどりの窓口がなく、一方で我が地元・北九州には門司、小倉、黒崎と3駅もある。)

特徴的な車両など

最後は車両写真のうち特徴的なものをいくつか。

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新幹線0系
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いかにも、ザ・特急!(しかもL特急)
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この貫通型のフェイスはいかにも気動車特急

ということで、リニア・鉄道館を選んで良かったなーと思いました。’

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。