40歳になりました

私事ながら、今日が誕生日でして、ついに40歳になりました。

20代の自分は正直言えばあまり良いことがなかったなぁと思っています。もちろん、上京して就職して、そこでの仲間ができて、仕事もそれなりに出来るようになって・・・と、20代のの自分も捨てたものではないとは思うのですが。ただ、転職も何度かしたし、方向性も七転八倒していた。それが出来るのが20代という気もしますが。

そして、昨日で終わった30代は、大満足というわけにはいきませんが、40代につながる10年間を過ごせたのではないかと思います。長年の目標であった本を出したし、会社を作ったし、なんとか結婚もできました。仕事の面では忙しいばかりで、余裕を持った仕事ができていないのが残念(というか、まだまだ)ですが、それは40代の目標かなと思います。時間の使い方とか、仕事の受け方とか、まだまだ未熟なんだろうなと思います。それでも、お声がけをいただけることは何より光栄なことなのですが。

そして、40代。どう過ごすか。そういえば小学生の頃にファミスタという野球ゲームをやっていて、Hチームに「もんた」選手がいました。その選手紹介で「不惑の40代」という言葉を知ったような気がします。「もんた」選手とは、当時、南海ホークス→オリックスブルーウェーブ→福岡ダイエーホークスに在籍した門田選手のことで、南海時代の最後の年に40代で本塁打と打点の2冠王を取って騒がれたんですね。それが、ファミスタにも反映したというわけ。

それはさておき「不惑」。論語の「四十而不惑」から来た言葉のようですが、惑わないことを指します。

何にしても行きつ戻りつ。衝動で行動して、結局は元の鞘に収まるといったことを繰り返してきた20代、30代だったような気がします。一度はIT業界から離れようとした仕事しかり、パソコンもMacに行ったりWindowsに戻ったりだし、スマホもそうだし、ブログもそうだし。それでいろいろな経験が出来ている点もあるのですが、時間の無駄だなぁと思うこともあります。そうやって迷うのは6月15日生まれという双子座のせいではないか・・・。というのは、冗談ですが。

不惑。惑わないためには、何が必要なのだろう。おそらく、自分の中に核のようなものが必要なのではないか。核とは何だ?自分のミッション、熱意を持って長く取り組めることかもしれない。あと、知的な核というのも欲しい。学問的な「よすが」というか。いまはアウトプット優先が過ぎているように思う。それはどうにかしないと。

30代の最後には、大きなお仕事を2つ3ついただきました。40代のスタートダッシュとしては格好。有り難いことです。

まだまだ不惑の境地は遠そうな気がしないでもないですが、40代ならではの落ち着きと責任感を持って、日々過ごしていこうと思います。今後とも、よろしくお願いします。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。