ビビンコは次のステージに進まないといけない

先週の話になりますが、7月25日に東京交通会館にある北九州市東京事務所で行われた「北九州でIoT 東京説明会」に参加してきました。私は、2017年、2018年の経験者としてパネルディスカッションに登壇させていただきました。

第1回の2017年から2年連続で採択されたので、是非第3回の今年も・・・というお話もいただきました。それは有り難いお話なのですが、一方でいつまでも同じステージにいてはいけないとも思って、今年の応募は見合わせようと思っています。

というのも、この説明会の中で話があったように、昨年の採択チームが出資を集め、次のステップに進んでいる。しかも、2チームもその状態にいる。(数えようによっては、もっといるかもしれない。)
私たちのチームも、1年目の時はコミュニティだったのが、その後で法人化し、お客様のご協力もいただいて実証実験の真っ最中ですから、決して何もしていないわけではありません。

しかし、IoTに取り組むハードウェアベンチャーは、ソフトウェアベンチャーとは異なるお金のかかり方をするものです。まだまだ、手弁当と微々たるクラウド費用だけで・・・という状態にはなっていないと思います。どうしても、ハードウェアを量産するには金型を作らないといけない、基板もいつまでもユニバーサル基板というわけにもいかない・・・。

だから、私たちは次のステージに進まないといけない。「いけない」というか、まずは進むべきかどうするか・・・ということなのかもしれませんが、いずれにせよ今を繰り返しても、何も進まないことだけは間違いありません。

この説明会は、私たちの会社の今のステージに立つ次の会社、コミュニティに向けて行われたものですが、他のチームの動きを知ることが出来て、一つ気合いが入ったイベントになりました。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。