Appleのイベントでいろいろ発表されましたが・・・

iPhone 11、11 Pro、11 Pro Maxやら、iPadやら、Apple Watch Series 5やらが発表されましたね。

iPhone

まず、iPhoneは順当にCPUがバージョンアップして高速化しましたが、それはさておき最大の特徴はカメラなのでしょう。iPhone XRから変わったiPhone 11はレンズが2つ、iPhone Xs(Xs Max)から変わったiPhone 11 Pro(Pro Max)は、レンズが3つになりました。

実はついこの間、iPhone Xs Maxを買った私なのですが、今回の発表は当然予想されていたことで、新機種を待つという選択肢ももちろんありました。しかし、来年には5Gに対応したiPhoneが出るとされているので、今年の新機種を買っても、どうせ来年も買うことになるだろう・・・。そう考えて、Xs Maxは中古(といっても新古品)で安くという選択をしたのでした。

それでも、ちょっと恐れていたのは、Pro MaxがApple Pencilに対応したら・・・ということでした。サムスンのGalaxyでは最もサイズが大きいNoteシリーズでペン対応をしているので、iPhoneもそろそろという予想もあったのでした。実際、iPhone 11 Pro Maxがペンに対応したからといって、いまの(iPad用の)Apple Pencilだとサイズも大きいし持ち歩きづらい。だからもし対応するなら専用の短いペンかな?とかも思ったのですが、結局対応しませんでした。

最新のiPad miniでApple Pencilに対応したので、iPhone 11 Pro Maxが対応してしまうと、またカニバリゼーションしてしまいそうだし、やはりiPhoneはペン対応しないのが妥当なのかもしれませんね。

ということで、私はiPhone Xs Maxで少なくとも1年間は戦って、5Gに対応したiPhoneが出た時点で判断するということになりそうです。(SIMはIIJmioを使っているので、MVNOの5G対応がどうなるか?という点も気になります。)

iPad

iPadは新しく10.2インチのモデルが出ました。iPadは、ハイエンドのiPad Pro、ミドルレンジのiPad AirとiPad mini、そしてローエンドのiPadという構成なので、今回発表されたのはローエンドの新モデルということになります。

いままでのiPad(ローエンド)は、Apple Pencil(第1世代)には対応しているもののSmart Keyboardには対応していなかった(Bluetooth接続のサードパーティーのキーボードには対応)のですが、今回はついにSmart Keyboardに対応。

これで、現行のすべての10インチ以上のiPadが(つまりiPad mini以外が)、Apple PencilとSmart Keyboardに対応したことになります。今月末にはついにiPad OSが登場して、もともとスマートフォン用のOSであるiOSの制約を乗り越えることになります。iPad OSはPCに近い操作を実現するということらしいので、そのためにもペンとキーボードに対応しておくというのは重要なのでしょう。

ちなみに、私が持っているiPadは前世代の10.5インチiPad Pro。現行モデルと比べると、画面サイズはミドルレンジのiPad Airと同じ。CPUは今回発表されたローエンドのiPadより少し良いくらい(A10XとA10の違い)で、まぁiPad OSは普通に動くのでしょうが、2年前のハイエンドだったiPad Pro 10.5インチが、いまやローエンドとミドルレンジの間くらいなので、怖いものです。

現行のiPad Pro 11インチも考えなくはないのですが、Smart Keyboardが背面を覆うタイプのFolioになったので、ちょっと使い回しが面倒そうで二の足踏んでいるんですよね・・・。iPad Pro 10.5インチ用はiPadの側面にあるコネクタでSmart Keyboardを接続するので、カバンの中に入れていてもiPadだけをひょいと取り出せるのです。その取り回しが非常に手軽なのです。

そんなこともあり、当面はiPad Pro 10.5インチで戦おうと思います。

Apple Watch

最後にApple Watch。Series 5になって、ついに画面が常時点灯になるそうです。ただ、私がいま使っているSeries 4でも、画面を見る姿勢になれば自動で点灯するので、使い心地はそれほど大きくは変わらないのではないかと。

実は、GPS+CellularモデルのApple Watchが欲しいのですが、IIJmioのようなMVNOだとまだ使えないので、残念ながらまだGPSモデルです。使い心地としてはSeries 4とSeries 5の違いより、Cellularモデルにした方が大きく変わりそうなので、まずはそこからなのですが、IIJmioがフルMVNOサービスを始めたので、そこでApple WatchのCellularモデルに対応したら、そのタイミングでSeries 5のGPS+Cellularモデルに移るというのが良さげかと。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。