やっぱりLTE搭載じゃなきゃ!Surface Pro LTE Advancedを買った!

かれこれ1週間ほど前にSurface Pro LTE Advancedを買いました。

MacBook Proや、Let’s note CF-XZ6を使ったりしていたのですが、MacBook Proはパワフルなのは良いがLTEが付いていないのが致命的。XZ6はディスプレイにゴーストタッチ現象が起きて使えない…(つまり故障)。MacBook ProのLTE的用途はiPad Proに担わせるということもしばらくやっていたのですが、やっぱりiPad Proだけを持ち出しているときにPC的用途が生まれて、AWSのWorkspaceでWindowsを使ったりもしていたのですが、やっぱりね…ということで。

つまるところ、フルOSががっつり動いて、タブレットにもPCにもなってLTEが使えるデバイスが欲しい!!!ということになったのです。あぁ、そういうデバイスが目の前にないと仕事ができない!!!ということで、たどり着いたのがSurface Pro LTE Advancedでした。Surfaceシリーズは登場以来しばらく無視していたのですが、去年Surface Go LTE Advancedを買って使ってみるとことのほか便利だったので。Windowsマシンの中ではタッチペンの実用度はかなり高いと思ったし。(実は、XZ6もタッチペンが使えたのだけど、Surfaceペンより使い勝手は数段落ち、iPadとApple Pencilの組み合わせからは100段階くらい落ちたので使わなかったのだ。)

Surface GoのPentium Goldは意外なほどパワフルで、WSLでUbutnuを動かせばちょっとした開発もできるし、時にはDockerを動かして悦に入ることもできたのです。ストレージが128GBとちょっと小さいのは512GBのmicroSDを投入することでクリア!という具合で。でも、やっぱり、パワフルといってもPentiumだという前提があるからパワフルに感じるだけなのであって、やっぱり遅いものは遅いのであって、ちょっとアプリ立ち上げるだけでもっさりもっさり…というのはどうしたことだ!と。いや、立ち上がった後はなかなかのスピードで動くから良いではないかという話もあるのだけど、って私はこのSurface Goだけでお仕事していくのか??というとやっぱり何だか心もとない(Surface Go的にもお仕事のメインマシンになるとは思っていないはず)。

そうなると、Surface Goの使い勝手を維持しつつ、よりパワフルでお仕事にもガッツリいけそうなPCを…ということで、Surface Pro LTE Advancedに行き着いたのでありました。順当。きわめて順当。順当なんだけど、Surface Pro LTE Advancedって、ベースはSurface Pro 5。きょーび、Suraface Proは「7」まで行き着いているというのに、なぜ「5」?という話はあるのですが、LTEが使えないPCを使う気はこれっぽっちもないわけで、MicrosoftとしてはLTE搭載のSurface ProはARM CPUを積んだSurface Pro X以外では当面出すつもりがないらしい以上、現行(といっても「5」ベース)のSurface Pro LTE Advancedに行くしかないわけであります。

Surface Pro LTE Advancedのスペックを見ておきましょう。

CPUは第7世代のCore i5 7300Uです。XZ6がCore i5 7200Uだったので、ほぼ同じとみてよいでしょう。メモリは8GB。どうってことのないスペックです。ベースモデルのSurface Pro 5が2017年に出たものなので、こんなものでしょう。メインマシンとしてはギリギリという見方もあるかもしれません。ただ、DockerとMySQLは常時起動している状態でふつうに使えますので、十分開発機としても使用できます。Officeアプリはもちろん、Adobe Creative Cloudも使っているのでPhotoshopやIllustratorでの作業もこれでこなします(まぁ、せいぜい名刺を作ったりする程度の使い方ですが)。

ストレージの様子。256GBのSSD(SUMSUNG KUS030202M)が載っています。PCIe Gen3 x4接続で、XZ6のSATA接続よりは良いですね。工場出荷時はリカバリパーティションを除いてCドライブのみの1パーティションになっていましたが、私の方でCドライブ176GB、Dドライブ60GBに分けました。

リムーバブルディスクはmicroSDです。Lexerの512GBモデル(462.8GBとして認識されている)を入れっぱなしにしています。Tドライブ(262GB)はNTFSでフォーマットし、100GBのVHDファイルを作成、Eドライブとしてマウントしています。Sドライブは200GBでexFATフォーマット。音楽や動画といったほかのデバイス(スマホなど)でも使う可能性のあるファイルを入れる場所にしています。

SSDが256GB、microSDが512GBということで、両方合わせて700GBを超えるデータを持ち歩けるので、これで良しとしましょう。(XZ6では2TBのSSDに換装していたのですが、XZ6が使えなくなってしまったのでSSDのみ救出し、外部ディスクとして使用できるようにしています。)

出先では、冒頭の写真のようにSignature Type Coverを付けて使っているのですが、自宅ではまたちょっと凝った構成にしていますので、それは別の記事で紹介しましょう。

ということで、いまメインで使っているPCについてでした。実際の使い勝手など、何本かの記事に分けて書いていきたいと思います。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。