テレビ会議・画面共有ツールのチェックポイント

新型コロナウィルスの影響で様々なイベントや出張が中止になっています。一方で、それをオンライン開催に切り替えるということも増えています。私が長く講師を務めているプログラミングスクールでも、オンライン開催に踏み切りました。その際に調査した、テレビ会議・画面共有ツールについて、ここにまとめておこうと思います。

テレビ会議・画面共有ツールの基本機能

テレビ会議・画面共有ツールの基本機能として、まず下記の2つを挙げることができます。

  • PCのカメラ・マイクを使って、複数人数でリアルタイムのテレビ会議ができる
  • PCの画面を共有できる(遠隔操作ができるわけではない)

さらにツールによっては・・・下記のような機能を持っているものもあります。

  • PC(Windows/Mac)以外にスマートフォンでも参加できる
  • ビデオ会議の様子が録画できる
  • ホワイトボード機能がある
  • テキストチャット機能がある
  • プライバシー保護のため背景を変える(部屋の中が映るのを避ける)
  • 音声の文字起こしと検索

テレビ会議・画面共有ツールのチェックポイント

無料版か有料版かで機能は異なるのですが、有料版のツールをたくさん導入するというわけにもいかないと思うので、基本的に無料版の機能を確認する必要があります。

  • 参加可能人数 同時に何人が参加できるか?
  • 時間制限 一度の接続で何分のビデオ会議ができるか?
  • アプリのインストールが必要か?
  • 事前にIDを知る必要あるか?
  • テレビ会議ごとに採番されるID等が分かれば、誰でも参加できると便利
  • ツール特有の便利な機能があるか?

その上で、自分が主催者となって使用するツールは有料版を契約すると良いかと思います。主催者が有料版ユーザーであれば、あとは無料版ユーザーでも参加できることが多いためです。

主なテレビ会議・画面共有ツール

最後に主なツールを紹介しておきます。
ちなみに、スクールではHangouts meetとZoomを使用しました。

ツール名 参加可能人数(無料) 時間制限(無料) アプリの
インストール
備考
Skype 10人 ※ビデオ なし 必要 音声通話では25人
事前にIDを知る必要がある
Zoom 100人 40分 必要 参加人数が2人だけなら無料版でも時間制限なし
Whereby 4人 なし 不要
Hangouts 25人 なし 不要 2020年中旬に終了
後継のHangouts meetはG Suiteでのみ提供?

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。