仕事に関するビジョンの作り方

多くの自己啓発書で謳われていることですが、よい結果を得るためには、まずよいゴールを思い描かなければなりません。すべてのことは2度創造されます。まずは計画として、そして結果として。

よい仕事、自分が心から満足出来る仕事をしようと思ったら、やはり、よいゴールを思い描かなければならないのです。ここで思い描いたゴールのことを、ビジョンと呼びましょう。

ビジョンを失うと、人はどうなるでしょう。目指すべきゴールがないのですから、あっちふらふら、こっちふらふらと、さまよってしまうのです。さまよっていても、いずれゴールにたどり着くのなら良いのですが、そうとも限りません。本当のゴールの逆側にたどり着くかもしれませんし、さまよっているうちに心身耗弱し、その場に立ち尽くすだけになることもあるのです。自暴自棄になってしまうのです。

では、ビジョンはどのように作るべきでしょうか。私はいま、「よい○○とは何か」を探っていくことが良い方法なのではないかと考えています。

例えば、私はSEの仕事を10年やってきました。だから、「よいSEとは何か」を探るのです。それが「よいシステムを作ること」だとして、次に「よいシステムとは何か」を探るのです。

このような作業を続けていけば、自分が目指すべきゴール、ビジョンというものが明確になるのではないでしょうか。

ビジョンが明確になったら、そのビジョンを実現することに専門特化しましょう。目指すべきは、自分が属している分野でトップ10%に入ることです。トップ10%になるために、自分が探り出したビジョンに特化するのです。

「自分が属している分野でトップ10%になる」というのは、フォーカル・ポイントに書いてありました。非常にストレートです。トップ10%は人並みではありません。中の上あたりでもありません。上の上です。

人がなにかを実現出来ない制約があるとしたら、その制約の80%は自分自身が作り出しているという言葉も、フォーカル・ポイントにはあります。自分は中の上にはなれても、上の上にはなれない。そう考えているとしたら、それこそが自分自身が作った制約です。その制約がある以上、トップ10%にはなれません。

私自身、トップ10%なんて考えてもいませんでした。制約を自らに課していたのです。フォーカル・ポイントを読むことで、その制約を取り外すことができました。

次のステップは、トップ10%とは何かを具体的に思い描き、自分がどうやってトップ10%になるかの戦略を立てることです。そのために、ビジョンが必要です。

よいSEとは何か、よいシステムとは何かを考えることが、明日の自分を作るのではないかと思ったのです。

この記事を書いた人

井上 研一

経済産業省推進資格ITコーディネータ/ITエンジニア。
合同会社井上研一事務所代表、株式会社ビビンコ代表取締役。
北九州市出身、横浜市在住。AIやIoTに強いITコーディネータとして活動。北九州市主催のビジネスコンテスト「北九州でIoT」に応募したアイディアが入選し、メンバーと株式会社ビビンコを創業。著書に「初めてのWatson」、「ワトソンで体感する人工知能」など。セミナーや研修講師での登壇多数。