新しいITCプロセスガイドライン(PGL4.0)が公開されました

私たちITコーディネータのバイブルである、ITコーディネータ(ITC)プロセスガイドラインの最新版「PGL4.0」が公開されました。

PGLは時代の変化に合わせて定期的にバージョンアップしていますが、今回はバージョン4.0です。一つ前のバージョンであるPGL3.1は2018年に出たので、6年ぶりの改訂となります。
前回はまだ駆け出しのITコーディネータながら、査読という形で参画させていただいたのですが、今回は執筆陣の1人として2022年の終わりから取り組ませていただきました。1年以上の期間をかけて、執筆陣をはじめとするワーキンググループの皆さん、ITコーディネータ協会の皆さん、昨年末からのパブリックコメントに協力いただいた皆さんと、さまざまな方の協力のもと、できた力作です。

PGL4は、ITコーディネータ協会のWebサイトから、ITC+に無料で登録いただくとダウンロードできます。無料でPGLが公開されるというのは20年を超えるITコーディネータ制度の歴史の中で初めてだと思います。それだけ、皆さんに読んでいただきたい、デジタル経営の推進、またその支援に活用していただきたいということの現れです。

書籍版は8月に発刊予定で、少し時間が空きますが、まずはPDFでご覧いただければと思います。(iPadなどのタブレットでメモ書きしながら読むなら、PDF版がベストでしょう!)

PGL3.1からの違いを説明する動画がYouTubeで公開されています。こちらはITコーディネータの方や、既にPGLをご存知の方向けの内容になっていますが、PGLを知らない方でも充分見ていただけると思います。ぜひ、ご覧ください。

これからPGL4を広げていくための取り組みも様々に行われると思いますが、私もこのブログなどで広める取り組みをしていきたいと思います。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。