先々週の日曜日のことになりますが、久々に秋葉原に出かけて、ShuttleのDS61 v1.1というベアボーンを買い込み、1台PCを仕立てました。
ベアボーンDS61 v1.1でPCを1台
久々の秋葉原のパーツショップで物色してみると、最近は小型のベアボーンが人気の様子。インテルが御自ら出していたりするんですね。しかも、CPUもオンボードで。
でも、CPUは自分で選びたいし、今後載せ替えることもあるかもと思って、小型は小型でもちゃんとCPUソケットがちゃんとあるやつで。
買ったのは、以下のとおり。
- ベアボーン Shuttle DS61 v1.1
- CPU Intel Pentium Dual-Core G2030 3GHz
- メモリ 8GB SO-DIMM 1枚
- HDD 東芝 1TB 2.5inch SATA
全部で4万円強。CPUはCore i5くらいにしようかとも悩みましたが、不満なら載せ替える前提でPentium Dual-Core。これで、価格差が1万円〜1.5万円くらいでるので。メモリは多めにしたのは、仮想マシンを動かすことを想定しているからです。ベアボーンDS61 v1.1にはノートPC用のSO-DIMMスロットが2つあるのですが、今回買ったメモリは1枚だけ。いざとなったら、8GBをもう1枚増設して16GBまで持っていけます。 あと、SSD用のmSATAも付いているのですが、今回はHDDだけでの運用です。
組み立ては、小さいので不器用だと辛いということを除いては簡単。
CPUソケットの奥にあるのがメモリスロット。右手にあるSDカードスロットが少し干渉しますが、どうにかメモリを装着できました。
CPUソケットはLGA1155という少し古いものですが、TDP65Wまで行けるので、Core i7だって載せることが出来ます。
しっかりファンが付いています。ただ、Shuttleがかなり工夫しているようで、2連装のファンを低速で動かすことで、静音性を確保しています。それに、今回はPentium Dual-Coreですから発熱もそれほどでもないのか、ファンが回っている音はまったく気づかないレベル。
今回は、Windows 7 Professionalをインストールしました。エクスペリエンスインデックスは4.6ですが、CPU内蔵のグラフィックス機能なのでやむを得ない数値。Pentium Dual-Codeながらプロセッサは6.9だし、メモリは8GB積んだからか7.1という高い値を示しています。
仮想マシンでWebサーバ
で、作ったPCはHDMIでテレビにつないでテレビパソコンとして使っているのですが(トラックボール付のBluetoothキーボードを使用)、それだけではなくて仮想マシンでCentOSを動作させています。実はご覧になっているINOCCU VISIONは、その仮想マシンから提供しております!
仮想ソフトウェアは何にしようかしばらく試行錯誤がありました。WindowsだしVirtual PCにしようかとも思いましたが、最初に使ったのはVMware Player。MacでVMware Fusionを使っているので順当かなと。でも、仮想マシンをWebサーバとして使いたかったので、Windowsが再起動した際に自動的に立ち上がってもらわないと困る。それが難しかった・・・。
結果的に選ばれたのは、Oracle VirtualBoxです。VirtualBoxにはWindowsサービス化するツールも提供されているし、実に問題なく動作しています。
Webサーバ以外にも仮想マシンではSubsonicとNagiosを動作させていますが、何の問題もありません。Windows側でもAirVideo Serverを動作させていて、音楽のストリーミングはSubsonic、動画のストリーミングはAirVideo Serverと使い分けています。
これで、どこにいても、家にいるのとほぼ同じメディアを楽しむことができますね。素晴らしい。
Dynamic DNSはenomを使っていますよ
ところで自宅サーバというとDynamic DNSが必要になりますが、私はenomを使っています。enomは国内の格安ドメイン登録サービスなどで上位レジストラとして使われることが多いようです。私がinoccu.netドメインで使っているネットオウルで上位レジストラとしてenomを指定すると、enomの管理画面を使うことができます。
enomの管理画面で、enom提供のネームサーバを使うように指定すると、Dynamic DNSが使えるようになります。CentOSの仮想マシンから1時間に1回、Dynamic DNS更新用のURLをwgetで叩くようにしています。