前回の記事はマレーシアにいるうちに書いたのですが、9月19日に帰ってきて、このシルバーウィークはすっかりお仕事モードです。なので、忘れないうちに書いておきたいと思います。(大学院の海外研修レポートの提出もありますしね。)
AIをフル活用するデジタルマーケティング企業
後半に入って、活動4日目は3社に企業訪問。最初はデジタルマーケティング企業のLOCUS-T社。2000年に創業して、社員数は60人程度。SEO分野ではマレーシアでNo.1の企業とのことでした。マレーシアでは東南アジアで最もデジタルユーザーが多く、ネットに多くの時間を割いている国民性とのこと。平均年齢は26~27歳と若いのですが、3~4年の在籍で優秀な人材はシンガポールに行くことも多く、人材の引き留めが課題という話がありました。
興味深かったのは、顧客企業毎にサービスを自動化していて、そこでAIを活用していること。Codexもかなり使っているとのことだったり、ChatGPT、Gemini、Claudeなど様々なチャット型AIも使い分けているという話がありました。翻訳はこれなど、用途によって適したAIを使っているようです。
私から、今後の企業成長におけるAI活用と人材についてどう考えているか?という質問をしたのですが、「AI活用が解雇に直結するとは思っていない。AIを使いこなせる人材を育て、業務の標準化に活かすことが重要だ」という回答でした。解雇もしないが、人をどんどん増やすわけでもなく・・・というところでしょうか。
Keep the principle. Adapt the practice.を地で行く旅行会社

次に、日本行きのツアーも多く企画している旅行会社のApple Vacations社。社長は東京国際大学に留学経験があるとのことでした。マレーシアはマレー系、中華系、インド系の複合民族国家ですが、ツアーの利用者は比較的中~高所得層の多い中華系とのこと。マレー系はイスラム教のためハラルフードなどに配慮が必要という話もありました。
社長の後に、マレーシアの日系企業に長く勤めていたという日本人社員の方が説明してくれたのですが、日本企業が進出したときに、日本のやり方をそのまま適用するのは良くない。地元の文化を重視し、相互の尊敬関係を築いていくことが重要とのことでした。宗教的な配慮の必要性も含め、初日の大学(ホスト校のNew Era Universitiy College)の講義で聞いた、Keep the principle. Adapt the practice. につながるお話でした。
私からはデジタル化の動向に関する質問をしましたが、マレーシアの若者も旅行するときはオンラインでの航空券などの予約をするため旅行会社に来ない。そのため、SNS活用などはしているが、基本的にはあまりITを活用しない中高齢層がターゲットであるということでした。日本ツアーだけでも50~60パターンあるため、ツアー後に顧客アンケートを行い、そのデータを活用してパターンの組み替えを行っているとのこと。
Tea culture is life style!

3つ目の企業訪問は、茶の製造販売卸を行うKWF Tea社。訪問したのは市場の中の店舗でしたが、ここはショールーム的な機能を持っていて、他に工場や倉庫があり、高級茶のブランドとして、マレーシア国内のモールやコンビニでの販売も行っているとのこと。
社長は4代目とのことでしたが、強く感じられたのはTea cultureへのこだわり。マレーシアで食事をすると気づくのは甘い飲料が多いこと。お茶にせよコーヒーにせよ、とにかく甘い。だけど、お茶には何も入れずにそのまま飲んでほしいというのが、この社長のメッセージ。特に若い人が甘いものばかり飲むといったお話をされていました。息子さんは大学生とのことでしたが、このTea cultureが引き継がれ、5代目になってくれるか。それを願っているそうですが、こうした伝統的な企業の後継ぎ問題はどこの国でもあるものだな・・・と思いました。
KWF Tea社は中華系の会社ではありますが、マレーシア国民の多くはマレー系。需要を拡大するにはハラル認証が必須であり、それに力を入れているという話もありました。
そして、マラッカへ
この日の宿泊はマラッカ。クアラルンプールから、バスで3時間程度かかります。
マラッカは歴史のある街ですが、到着が夜だったことで観光はほぼ無し(観光旅行じゃないですしね・・・)。唯一、メインストリートであるJonker Streetへ。

食事もここで。マラッカの郷土料理であるニョニャ料理は翌日に食べることになっていたため、この日はピザやパスタ、シーフードタワーといった洋風料理にしました。

と、いうことで長くなってきたので最終日とまとめは、次の記事にしたいと思います。
