先日の方針決定の時に書きましたが、合同会社井上研一事務所を閉めて、私としては株式会社ビビンコの活動に専念していくことにしています。その手続きとして、合同会社井上研一事務所の法人としての解散を決定しました。解散とか決定といっても、1人会社なので、私が心の中で決めて、「総社員の同意書」なる書面を作ればそれで終わりなのですが。
合同会社井上研一事務所は、2013年7月にアルティザンエッジ合同会社として生まれました。その前年には個人事業主として独立していたので、いわゆる法人成りとして生まれた会社です。
最初は雇用ということも考えていたし、それを周囲からも求められていたのですが、結局雇用をすることはなく、あくまで私1人の会社でしかありませんでした。ただ、外注という形でお仕事をお願いしてチームを組むということはありましたが、その程度です。
2015年にITコーディネータの資格を取り、2016年くらいから書籍の執筆や講演といった仕事が増えてきて、会社名を個人名を入れた合同会社井上研一事務所に変更します。
そして、昨年、4人の発起人で株式会社ビビンコを立ち上げ、私は筆頭株主、代表取締役となりました。2つの会社の社長になったわけです。そういう人はたくさんいるだろうし、私がもともとの会社を閉じることは必要条件ではありません。ペーパーカンパニー的に残しておくという選択肢もあったでしょう。
ただ、どうしても私は同時に2つのことができない人間のようなのです。いや、仕事という意味では開発案件、コンサルティング案件、研修案件と、並行でいくつ進んでいるかわからないほどではあるのですが、心の置き場所というか、自分の所属の場所が複数になると、何か落ち着かないのです。というか、その日、その時の気分で、あっちの所属の気持ち、こっちの所属の気持ちという具合で心が移ってしまう。それは、精神安定に資するという考え方もあるのですが、外から見たら優柔不断さとしか見えないだろうと思うわけです。自分自身も、そう思っているし。
だから、私はどちらからに絞ったほうが良いと思ったのです。だから、合同会社井上研一事務所は閉める。ある意味で、覚悟を決めるというか、逃げ道をなくすということなのだと思います。
ということで、合同会社井上研一事務所よ、さようなら。これまでありがとう。
そして、合同会社井上研一事務所とお付き合いいただいた皆さん、ありがとうございました。今後は、株式会社ビビンコをよろしくお願いします。