41歳になりました

今日、41歳の誕生日を迎えました。この歳になると、誕生日といってもそれほどおめでたいというわけじゃないし、普段は「あれ?自分は今、何歳だっけ?」と思うことも日常茶飯事だったりするので、年齢がどうこうという感覚は忘れがちだったりします。

でも、誕生日という日そのものは、やっぱり何かを期するにはちょうど良い日で、このブログにも毎年のように誕生日の投稿というのをしています。

「不惑」に近づけたか?

例えば、去年はこんなことを書いています。

それはさておき「不惑」。論語の「四十而不惑」から来た言葉のようですが、惑わないことを指します。
何にしても行きつ戻りつ。衝動で行動して、結局は元の鞘に収まるといったことを繰り返してきた20代、30代だったような気がします。一度はIT業界から離れようとした仕事しかり、パソコンもMacに行ったりWindowsに戻ったりだし、スマホもそうだし、ブログもそうだし。それでいろいろな経験が出来ている点もあるのですが、時間の無駄だなぁと思うこともあります。

ちょうど40歳になる歳だったので、不惑ということについて書いていて、例えば、業界だったり、パソコンだったり、スマホだったり、ブログだったりを迷わないと。もうこの歳になると、迷って行きつ戻りつは時間の無駄じゃないかと。

でも、結局この1年でメインで使用するパソコンは何度か変わりました。最近はMacとLTE搭載のWindows PCの間を行きつ戻りつしていますね。それに伴って、スマホもMacのときはiPhone、Windows PCのときはAndroidというように変えています(最近のWindowsはAndroidスマートフォンとの連携機能に優れています)。
ブログだって、まさに今日、WordPressに戻ってきたわけです。(もう、口にするのも飽きてきたのですが、PCなどの作業環境とWebサイトは自分の生産性の基軸なので、今年こそ、しっかり安定させます。)

結局、迷いっぱなしの1年だったじゃないかと。幸い、仕事についてはIT業界で安定していますが、これはもうちょっと勝負しないといけないんじゃないかと。あまり、安定にこだわっているのは良くない。

つまり、安定させるべきところを安定させてなくて、もっと勝負すべきところで安定にこだわっている…。うむ、全くダメじゃないか。

不惑。惑わないためには、何が必要なのだろう。おそらく、自分の中に核のようなものが必要なのではないか。核とは何だ?自分のミッション、熱意を持って長く取り組めることかもしれない。あと、知的な核というのも欲しい。学問的な「よすが」というか。いまはアウトプット優先が過ぎているように思う。それはどうにかしないと。

ただ、この点については少し成果がありました。放送大学大学院で、学ぶということを始めたからです。まだ、決まった研究テーマを持っているわけではないのですが、今年は選んだ科目(後期にもう一度選ぶ場面があります)の学習を進めて、その学びの中で研究テーマを絞り込み、来年度はそれを踏まえて修士全科生の試験準備も進めていきたいと思っています。

そこで選んだ研究テーマは、仕事とも結びつけながら、40代の最初の数年間は取り組んでいくものにしたい。

Uターン計画

41歳の1年間の最大のテーマは「Uターン」だろうと考えています。

3月の終わりにこんなことをnoteやらFacebookに書いて、色々とメッセージもいただいて、Uターンに向けた準備が始まりました。その矢先のコロナ騒動ではあったのですが、Uターン計画自体は維持しています。ビビンコの第2期が8月末で終わるので、その決算が終わったあたりから、本格的に動き出す予定です。

Uターンするには、新しい住まいを確保して引っ越ししなければならないし、東京での仕事を持っていく準備をしないといけないし(幸い、それは概ね完了しつつあります)、Uターンした後に東京の仕事ばかりやっているのは詰まらないので、地域での活動もきちんと取り組みたい。独り身ではないので、家族(といってもあとは奥さんくらいですが)がきちんと根を下ろせるようにしないといけません。

20歳の時に上京して以来、20年以上暮らしてきた東京(及び横浜)での生活から、福岡での生活に切り替えるというのは、自分が平均寿命くらい生きるとすれば、これからの半生をどうするかを決めるターニングポイントだと思います。

50代になった時に、あの時、決断して良いターニングポイントになったと言えるように、しっかり進めていきたいと思います。

そんなわけで、また1年、よろしくお願い致します。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。