オレ。オレオレ。…んなわきゃないのだが、昔からコンピュータを操る一部の人は、テキストエディタで文章を書くのが大好きで、ワープロじゃなくてテキストエディタを使うのが通だとか、モバイルコンピューティングも実は外でテキスト書きたいからだとか、そういう人が間違いなくいたのです。
明らかに自分もそのクチの人だったことは確かで、いつも、誰にも読まれることのないテキストを書いていました。
私の場合は、ワープロ専用機(書院とか文豪とかね。自分はカシオワードとかルポを使ってた。)から始まって、98NOTEやドコモバ(DOSが動く出来の良いキーボードの付いたモバイル端末ことモバイルギアのドコモOEM版)+SE3かJED(というフリーのテキストエディタ)になって…。
そうこうするうちに、インターネットというものが普及し始めた。
“.planファイルを読むには「finger」コマンドを用いた。「finger」コマンドが生まれたのははるか昔で、インターネットが登場する以前のARPANET時代にまでさかのぼる。”
fingerは久々に聞きすぎて、少し涙物。
いや、実際に使ったことはないのですが、当時のインターネット入門のような本を読むと、必ず、www、mail、ftpといった今でも一般的な技術の次に、telnet(これは今でも一般的か…)、netnews、gopher、finger…と並ぶのがお決まりでした。そうか、fingerというのは、そういう使い方をしていたのか…と、テキストを書いたら何となく公開したくなるというのは、昔からやっぱり同じか…と、感心。
私の場合は、早々にDBの動くレンタルサーバを使い始めて、自分の書いたテキストをWebインタフェースでDBに突っ込んでは、最新のテキストを自分のWebのトップページに表示するということをやっていました。(もちろん、過去の記事は別ページに時系列に並んでいるのだ!)
コメントはあっても、トラックバックやパーマリンクといった考え方は「当然ない」ので、惜しくもブロガー第1号にはなれませんが、そういうことをやっていた人が、今、dm。というブログをやっているのは必然。なんだか、わけの分かったような、分からないようなテキストになってしまいましたが、なにかにテキストを書きたがる人のテキストって、大抵そんなもんかも?とか思って、自分を慰めるのでした。