新北九州空港の開港に寄せて

おととい、3月16日のことになりますが、新北九州空港(旧空港の代替なので、運用上は北九州空港)が開港しました。
北九州は、私の地元です。
一通り、ネット上の新聞記事をチェックしてみましたが、祝賀ムード一色で、こちらも嬉しくなるほど。
JALの1番機に乗って、上戸彩がやって来たようだし。

今までは、北九州から羽田へは、JALが1日5往復だけでした。
それに、欠航も多いと聞いていたので、自分が帰郷する時は、福岡空港を使っていたのです。
北九州市は100万人近い人口を抱え、都市圏域の年間航空需要は200万人にもなるにも関わらず、北九州空港の年間利用者数は30万人程度だったと言いますから、それだけ福岡空港に流れていたのでしょう。

それが、これからは1日17往復になります。
1時間に1本は必ずあるということです。
JALが1日5往復、そしてスターフライヤーの1日12往復。
どこかの記事で見ましたが、スターフライヤーが手を挙げなかったら、寂しいことになっていたかもしれません。
仮にスターフライヤーがなかったら、JALの5往復と、空港ターミナルの都合で就航できなかったスカイマークの4往復で、9往復だったでしょう。
17往復と、9往復では、天地の差があります。

さらに、J-Airの名古屋(小牧)便と、JTAの沖縄便、中国南方航空の上海便も就航しています。
今後は、ロシアへの便も予定されているとのこと。

日本を代表する空港の1つである、福岡空港には到底及ばないものの、ちょっとした空港にはなったと言えそうです。
福岡空港の逼迫は有名な話で、九州国際空港を作る!という鼻息の荒い話もあります。
しかし、福岡空港は国際線と国内主要線をガンガン飛ばし、新北九州空港がそれを補完する(国内主要線と地方線、あとは海上空港の利点を活かした早朝・深夜便)と、良いのですが…。

新北九州空港と福岡空港は、1時間半程度で移動できます。(新北九州空港~<バス>~朽網駅~<日豊本線>~小倉駅~<新幹線>~博多駅~<地下鉄>~福岡空港)
羽田空港と成田空港より、よほど近い。(ただ、バス・JR・新幹線・地下鉄と乗換えが多すぎる。)

4月には、母がスターフライヤーに乗って、東京にやってきます。
黒と白の斬新なデザイン、ゆったりとした室内空間のスターフライヤー機に、どういう感想を持ったのか、聞いてみたいものです。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。