Microsoft BizSparkメンバーになりました

Artisan Edgeは、創業3年未満の法人または法人化を目指す個人事業主に対して、Microsoftが提供しているプログラム「Microsoft BizSpark」のメンバーになりました。


Microsoft BizSpark / techedlive

今週の火曜日にオンラインで申し込んで、Microsoftでの審査が行われ、昨日(金曜日)、承認のメールが届きました。

BizSparkの申し込み資格は以下の条件に当てはまるソフトウェア開発業者です。

  • 会社の事業の核をなすソフトウェア ベースの製品、および、オンラインサービスの開発を積極的に推進している会社
  • 非上場
  • 設立3年未満
    ※法人化を目指す起業家は、審査の際に事業計画をもとに判断いたします。
  • 年間売上が1億2,000万円未満
  • オリジナルドメインの自社ホームページを所有し、事業概要、貴社のビジネス(貴社製品、オンラインサービス、等)が確認できること。また、契約期間中は、貴社ホームページ、および、BizSpark メンバーサイトのプロファイル情報を最新の状態に維持すること。

Artisan Edgeは現時点では法人化していないので、「法人化を目指す起業家」という位置づけで審査が行われたものと思います。
あらためて条件を振り返ってみると、よく審査をパスしたな・・・と思いますが。

BizSparkメンバーになると、いろいろと特典があります。

  • クラウド環境(Windows Azure)が年間$3,700分無料
  • Visual Studio Ultimate with MSDNサブスクリプションが無料で与えられ、Microsoftの300を超えるソフトウェアが開発者ライセンスで使用可能
  • 2インシデントのプログラムおよび製品の技術サポート
  • ネットワークパートナーからの情報提供や資金面でのサポート、人的ネットワークといったベンチャー支援体制

何より魅力なのはMicrosoftのソフトウェアが開発者ライセンスで使用できることだと思います。
最新のWindowsやVisual Studio、Officeはもちろん、今では入手できない製品もダウンロードできるので、客先の環境がやたら古いといったケースでも安心ですね。(MS-DOSやWindows3.1ですらダウンロードできるのです!)

Artisan Edgeとしては、スマートデバイスを取り組むべきテーマの一つとしています。
ちょうど、AndroidかWindows8タブレットかという案件も入っていることであり、BizSparkメンバーとしての特典を最大限に活用していきたいと考えています。

Windows8はオフィシャルでHTML5でのWindowsストアアプリケーション開発が可能という点に魅力を感じています。(iOSやAndroidでもHTML5でのアプリ開発は可能だが、PhoneGapやTitaniumといったサードパーティのソリューションが必要。Windows8はVisual Studioでできるところがすばらしい。)
Artisan Edgeのメーカーとしての側面での取り組みとして、Windowsストアアプリケーションの開発にもチャレンジしたいと思います。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。