凄まじいほどの無機質さがカプセルホテル感を喪失させる「9hours(ナインアワーズ) 成田空港」

ジェットスターの朝早い便を使うことになったので、成田空港に前泊することにしました。
アパホテルとか東横インといった普通のビジネスホテルを使おうかと思ったのですが、せっかくなら成田空港の中にあるカプセルホテル「9hours 成田空港」を使ってみることにしました。

ちなみに9hoursという名前ですが、チェックアウトは10時までで、9時間で退出しないといけないわけではありません。

9hours 成田空港への道程

東京から成田空港までは京成がやっている900円のシャトルバスを使いました。成田空港第2旅客ターミナルビル北もしくは南で降りて、第2旅客ターミナルの中央に歩きます。

9hoursは、第2旅客ターミナルビルに隣接した、立体駐車場第2ビルにあるのでビルを移る必要があります。

このエスカレーターで1階に降ります。

降りるとすぐに、「9h」という文字が目立つ看板が。

看板の説明に沿って進むと、「カプセルホテル」という標識が見えてきます。

ここでビルを移るんですね。

9hoursは地下1階にあるので、さらにエスカレーターで降りていきます。

着きました!

凄まじいほどの無機質さ

9hoursに入ると小さめのカウンターがあって、チェックイン。そこで、ナイトウェア、使い捨てスリッパ、バスタオル、フェイスタオル、歯ブラシセットの入ったバッグをもらいます。
チェックアウト時は、このバッグにナイトウェアだけを入れてカウンターに戻します。

チェックイン後は、完全に男女別。(写真はありませんが)すぐにロッカールームがあって、そこでナイトウェアに着替えます。ロッカーより先は靴を履いてはいけないので、ここでスリッパに履き替えます。

ロッカールームの先にはカプセルルームと洗面・トイレへの扉があって、どちらかに進みます。
シャワーは洗面・トイレのさらに次の部屋になっています。

シャワー。

シャワールームは完全個室で、鍵がかかるようになっています。

カプセルルーム。なんだ、この雰囲気は!
まるで宇宙船の中かなにかにいるような・・・。

カプセル。丸い。

カプセルに入ってカーテンを閉めてみました。
この向きになると、カプセルホテルにありがちなテレビがないことに気づきます。
だから、カプセルホテルにありがちなエッチなビデオもありません・・・。

カプセルの頭の方にあるコントロールパネル。
コンセントが1つ付いているので、充電とかに使えますね。

これは清潔感というか無機質というか・・・

ここまでの写真を見てもらうと分かると思うのですが、とにかくカプセルホテルにありがちな下世話さというか、猥雑さ、場末感みたいなものが一切ないのです。
とにかく清潔!清潔というか、あまりに無機質すぎて、「汚れ」という存在を知らないというか・・・。

あまりの無機質さに、ちょっと悲しくなるほどですが、これならLCCの早朝便などを使用する際に泊まるであろう、カプセルホテル未経験の若者や女性、さらには外国人の方なんかも、それほど抵抗感なく泊まれるのではないかと思います。

2014年7月20日にオープンしたばかりということで、これが数年経った後に、この清潔感を保っていられるのか。無機質デザインの真価が問われるのではないかと思います。

いや、なんか凄いところだった・・・。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。