BPELとマッシュアップ

“複数のWebサービスを統合すると言っても,マッシュアップとBPELとの間には本質的な違いがあります。両者の併用と使い分けに際しては,必ずしも業界慣行にとらわれる必要はありませんが,耳学問でなく,技術の性質を見極めて適切に選んでいくことが肝心,と言えるでしょう。”

「耳学問ではなく…」というのは、重要なことです。自戒。

もし、マッシュアップが結び付けられた素材が見えるものとするならば、BPELは内部が完全に見えなくなるので、BPELはマッシュアップの一部とは言えないとのこと。

ただ、そうなると、複数のWebサービスを何らかの方法で結びつけて、新たなWebサービスを作っていくという、ネットワーク上でのコンピューティングのやり方については、それを意味する言葉が必要になりますね。
「Web 2.0」では大きすぎると思うし、故に「マッシュアップ」という言葉を便宜的に用いているシーンもあるように思います。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。