「頑張れ!中野選手」

(このエントリーは、1997年10月28日に書いた文章を、2016年7月に復刻したものです。)
(このエントリーは、1997年10月28日に書いた文章を、2016年7月に復刻したものです。)

ここしばらく、中野選手をメディアで見かけなくなりました。中野選手って誰だって?それはあなた、東洋紡の中野由紀選手のことですよ。V-STATIONのコアな読者ならご存知かもしれませんが、管理人こと僕、井上研一は中野選手の大ファンです。バレーボールなんて全然興味がなかった僕を、こんなホームページを作らせるまでになったのは誰あろう中野選手です。
95年(もう2年前なんですね)のワールドカップの緒戦、カナダ戦だったと思いますが、特に興味はなかったのですがテレビ(フジテレビ、福岡ではテレビ西日本。右の画像はそのもよう)でこの試合を見ていました。出場している選手の中で知っているのは大林選手と、せいぜい山内選手程度だったと思います。まぁ何気なく見てて、それなりに盛り上がって、日本が勝って試合が終わります。よかった、よかった…。

さてポイントはここからです。この大会は各試合で最も活躍した選手にスポンサーから賞が贈られていました。そしてこの試合、賞に輝いたのは中野選手です。発表された瞬間、「えっ、私なの?」と言ったかはテレビ画面からではわかりませんが、とにかく嬉しそうな中野選手の姿が映し出されていました。体中で喜びを表現していた、そんな感じです。この時からですよ、バレーボールに興味を持ったのは。「ユキちゃん、かわいい!」って。あとは虜…。

「中野引退」つい最近、ある新聞にそんな記事が載ったそうです。でも、中野選手は引退していません!(本当に)
とはいっても、そういう話が出ているのは違いないようなのです。ヒザの具合が芳しくない。歩けなくなるかもしれない…。
会場で試合後、中野選手がヒザをずっとアイシングしているのは目の当たりにしていたけど、バレーボール選手ならそういう持病のようなものはあるだろうから、と思っていました。今年の全日本に中野選手の名前がないのも、今年ゆっくりヒザを治して来年は世界選手権で活躍するためと考えていました。まさか、そんなにひどい状態とは…。

今年、全日本のメンバーががらりと変わりました。本来なら中野選手が持ち前の明るさで盛り上げ、引っ張っていくのでしょう。ジュニアのときもキャプテンではなくても、実質のリーダーは中野選手だったと聞いています。今の全日本はほとんど、その時のジュニアチームですから、今回もと期待していました。それが引退だなんて…。

とにかく引退してないんです!何も知らない僕が、どうこういう問題ではないかも知れません。でも「引退するなんて言わないで!」というのが本音です。もう一度、全日本に戻ってきてください。コートに立ってください…。中野由紀選手へ。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。