DmBlogger1.3.0もう間もなく?

今のところ週1か、下手すると週2の勢いでバージョンアップしているDmBloggerですが、最初に言っていたDmBloggerの機能としては最後の追加になるであろうDmBlogger単体での本文取得と、記事の保存に目処が付きました。ということで、次期1.3.0のリリースが迫っています。

私は普段、テストを兼ねて開発版を実用に使っているのですが、本文取得というのは非常に便利です。最近のITベンダーの定番文句風に言うと、「新しいエクスペリエンスを提供できます!」。
私たちがRSSを便利に使おうとしているのは、結局は記事の本文が見たいからであって、それを高速にかつフィルタリングしながら見ていけるのがRSSアグリゲータの存在意義だと思います。で、現在のDmBloggerは記事の本文を読む時はNetFrontに頼りきりになるわけですが、正直言って、PHSで通信している場合にNetFrontは荷が重い。最終的に「記事の本文=テキスト」なわけですから、グラフィックは必須じゃないですよというか。で、そのテキストに速くたどり着きたい。そういう時にDmBloggerの新しい本文取得機能は非常に便利なわけです。NetFrontで見ている時より、遥かに速くテキストにたどり着きます。もちろん、デザインが肝心であったり、写真に意味があるということもあります。その時はNetFrontを使ってもらえば良い。でも、常にNetFrontじゃないとダメってわけじゃないですよね。

いきなりネタばらしですが、DmBloggerの本文取得機能は非常に単純に出来ています。HTMLを取得してBODYだけを抜き取り、タグとかを全部取り除きます。あとは「記事の上にはタイトルがあるだろう」という思い込みで、上からタイトルを探していって見つかったところから下の部分を本文として表示します。
まぁ、実に単純な機構ですが、自分が見ている範囲では何となく便利になっています。

もう1つの機能追加は、記事が保存出来ることです。読んでいて気になる記事、本文も取得して残しておきたい記事というものがあると思います。今のDmBloggerは一度RSSを取得すると、そのサイトの前の世代の記事はきれいさっぱり忘れてしまいます。これは、記事を溜め込むとパフォーマンス的に辛いと考えられるからで、DmBloggerの基本的な使い方を考えると、あくまで新着記事のチェックだから、古い記事を溜め込む必要はないだろうという判断です。しかし、とはいっても・・・ということもあって、例えば読んだ記事を何かのレポートのネタにしたいとかもあるでしょう。そういう時に、記事の保存機能(クリップと言っています)を使って欲しいと思います。

あと、クリップ機能は次の機能追加への布石でもあります。これはまだ構想でしかないのですが、RSSを取得するときに、例えば何かのキーワードに合致するものをオートクリップ出来たら便利じゃないかとか、単純に取得したRSSをそのまま見やすく表示するという、RSSアグリゲータの基本的な機能の一歩上をDmBloggerに組み込もうとした時、RSSとは別の箱があるということは何かの意味を持つのではないかと思っているのです。

さて、いろいろ語ってみましたが、当初に想定した機能としては次の1.3.0で機能追加は終わりです。まだ拾えてない機能もありますが、それは公開までに何とか拾いたいと思います。

そして、その後は皆さんから寄せられている機能追加のご要望を、いくつか取り込んで行きたいと思います。特に投稿機能はうまく動かないという話もよく聞きますし。ただ、誤解のないように言っておくと、すべてには対応できません!そもそも、そういうAPIのないブログサービスも普通にあるわけです。セキュリティ的な問題もあると思うし、簡単に始められることがウケているブログで、そこまでマニアックな機能はいらないだろうという判断もあるのかもしれません。
あとは、閲覧画面で次の記事、前の記事にサクサク進んでいけるという機能はぜひ取り込みたいです。可能なら1.3.0ででも。これは絶対便利なはず。

何だか話が拡散してきたし、長くなったので、今日のところはこの辺で。
まだ短いお付き合いですが、今後ともDmBloggerをよろしくお願いします。
1.3.0はもう間もなくです。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。