さくらVPSでGNOMEなVNCサーバやろうぜ(日本語入力も)

さくらVPS設定祭りのおまけ。VNCサーバとかも立ち上げちゃってるので、その設定について。
セキュリティ的にはSSHトンネルでVNCにつなぎたいのだが、それはまた後ほど。iptablesの方でアクセスそのものは制限しているけど。

VNCサーバのインストール

yum install vnc-server

VNCで使うユーザで

vncpasswd

/etc/sysconfig/vncservers

VNCSERVERS="1:hoge"
VNCSERVERARGS[1]="-geometry 800x600 -nolisten tcp -nohttpd"

hogeってユーザが、5901番のポートでVNCにつなぐよって設定になる。
VNCは5900番台のポートを5901、5902、5903と順に使っていく。

GNOME環境のインストール

yum groupinstall "X Window System" "GNOME Desktop Environment"
yum install fonts-japanese

290個以上のパッケージが入ったりするので、のんびり構えよう!

~/.vnc/xstartup

twm &  コメントアウト
gnome-session &  #追加
service vncserver start
chkconfig vncserver on

これでVNCにログインするとGNOME環境で使えるはず。ただ、日本語の入力が出来ないので、
システム>設定>キーボード で、レイアウトに日本語キーマップを追加。
アプリケーション>ソフトウェアの追加と削除 で、anthyを検索し、scim-anthyをインストール。
ここで一旦VNCサーバを再起動したりして、

~/.vnc/xstartupのgnome-sessionの前に

export XMODIFIERS="@im=scim"
export GTK_IM_MODULE="scim"
export QT_IM_MODULE="scim"
export XIM_PROGRAM=/usr/bin/scm
export SAL_USE_VCLPLUGIN=gtk

これで、VNCに入ってCtrl+Spaceで日本語入力が出来るようになると思う。
あと自分がやったのは、システム>設定>他の個人設定>SCIM入力メソッドの設定も少しだけいじった。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。