久しぶりにNagiosの記事を書こうと思います。
MacBook Airを買って、その上にApache+MySQL+PHP(AMP)の環境を作って開発を始めたのですが、そこでNagiosを動かしたくなりました。さすがにMacBook Airの上でNagiosを常時動かすことはないと思うのですが、開発で少し動作を確認したくなったときだけ動かすといった感じです。
そこで、MacBook AirのMac OS X Lion環境でのNagiosの導入についてまとめておきます。
今回はNagios集中講座の番外編といったところですね。
ちなみに、私のMacのAMP環境は、下記のようなものです。
ApacheとPHPはOSに初期導入されているものを使用
MySQLはHomebrewから導入して使用
ファイルのダウンロード
Nagios3.4.1が公開されているので、それを使用します。また、日本語化パッチはももーい鯖覚書さんが公開しているものを使用します。
wget http://prdownloads.sourceforge.net/sourceforge/nagios/nagios-3.4.1.tar.gz
wget http://prdownloads.sourceforge.net/sourceforge/nagiosplug/nagios-plugins-1.4.15.tar.gz
wget http://ftp.momo-i.org/pub/other/nagios-jp-3.4.1.patch.gz
ファイルの解凍と日本語化パッチ当て
tar xvzf nagios-3.3.1.tar.gz
cp nagios-jp-3.3.1.patch.gz nagios
cd nagios
gzip -dc nagios-jp-3.3.1.patch.gz | patch -p1
_nagiosユーザと_nagiosグループの作成
Mac OS XはUNIXライクな環境ですがユーザ管理が独特です。dsclコマンドを使用します。
sudo dscl . -create /Groups/_nagios
sudo dscl . -create /Groups/_nagios gid 601
sudo dscl . -create /Users/_nagios
sudo dscl . -create /Users/_nagios PrimaryGroupID 601
sudo dscl . -create /Users/_nagios Password '*'
この方法は下記のサイトを参考にしました。
makeとmake install
./configure --with-nagios-user=_nagios --with-nagios-group=_nagios --with-httpd-conf=/etc/apache2/extra
make all
sudo make install
sudo make install-commandmode
sudo make install-config
sudo make install-webconf
Nagiosプラグインのインストール
tar xvzf nagios-plugins-1.4.15.tar.gz
cd nagios-plugin-1.4.15
./configure
make
sudo make install
Nagios CGI関連の設定
Nagiosの監視結果等を参照できるCGI画面を有効化します。
htpasswd -c /usr/local/nagios/etc/htpasswd.users nagiosadmin
vi /etc/apache2/httpd.conf
#下記の行をhttpd.confに追加
Include /private/etc/apache2/extra/nagios.conf
sudo apachectl restart
Nagiosの起動
通常はNagiosをデーモンとして起動するのですが、上記のとおりMacBook Airを監視サーバとして使うことはないと思いますので、ふつうに起動しようと思います。
sudo /usr/local/nagios/bin/nagios /usr/local/nagios/etc/nagios.cfg
NDOUTILS
Nagiosの監視設定や監視結果の参照を行うPHPアプリの開発のために使うので、NDOUTILSも動作させたいのですが、難航しています。これは、うまくいったら別の記事で書きたいと思います。