昨日ご紹介したSOS JobSchedulerですが、今日はその機能について詳しく見ていこうと思います。
実は私自身もまだすべての機能を試してみたわけではありません。
基本的なところはすべて試して、既存の他システムと統合するプロジェクトを進めているのですが。
これから追々、機能を試して、その様子をこのブログでご紹介したいと思います。
※この記事は、私の別ブログ「INOCCU VISION」から、一部を改変の上で転載したものです。JobSchedulerの記事は今後、こちらのブログ及びArtisan Edgeの技術情報ページに集約します。JobSchedulerという名前が一般名詞すぎてアレなので、ベンダーの名前を付けてSOS JobSchedulerと呼ぶことにしましょう。ドイツのSoftware- und Organization-Service GmbH(SOS社)が提供しているオープンソースで、GPLと商用のデュアルライセンスになっています。
ドイツ製とはいえ英語での情報提供が行われているので何とかついて行けます。残念ながら日本語での情報は極めて限定的な状況です。(JobSchedulerという一般名詞すぎる名前が災いして検索が難しいというのもありますが)
ジョブの実行や結果の参照を行うJOC(JobScheduler Operatios Centre)
ジョブやジョブチェーンの編集を行うJOE(JobScheduler Object Editor)
SOS JobSchedulerには下記のような機能があります。ジョブ管理システムとしては充分な機能を揃えているといえるでしょう。
- 通常の実行可能プログラム、シェルスクリプトなどをジョブとして実行
- ジョブの戻り値に依存した後続ジョブの実行
- ジョブの並列実行(並列実行数の設定も可能)
- ジョブチェーンの作成と実行
- 設定ファイルを自動で読み込むHot Folder機能
- ジョブの実行や状況を確認するためのWebUI、JOC(JobScheduler Operetions Centre)
- ジョブやジョブチェーンを作成するためのJava Swingアプリ、JOE(JobScheduler Object Editor)
- コマンドラインでの操作
- XMLコマンドによるTCPでのリモート操作
- Webサービス統合
- ファイル着信を監視してジョブを実行する機能
- 豊富なジョブ実行スケジュール設定
- メール通知
- ジョブ実行のロック
- リモートジョブの実行
- 複数のJobSchedulerの協調動作(ロードバランシング、フェイルオーバー)
これでもJobSchedulerのサイトで紹介されている機能の一部です。
実際にインストールしていろいろと試しているのですが、機能がありすぎて、正直言ってお腹いっぱいです。
ただ、日本だと・・・という感じのようですね。
ということで、まずはSOS JobSchedulerの機能について紹介しました。次回はインストールについて書きたいと思います。