昨日、Windows Azureへのインストール方法を紹介したWindows Server 2012ですが、今日はSOS JobSchedulerをインストールを紹介しようと思います。
このブログでは盛んに取り上げているSOS JobSchedulerですが、オープンソースのジョブ管理システムです。開発したSOS社のあるドイツでは政府機関や金融機関などで豊富な事例を有しています。
いままではCentOSに導入した場合の紹介をしてきましたが、Windowsでも動作するのです。
Java
Windows Server 2012へのインストールと言っても、やることはLinux版と変わりません。
今回使ったAzure上のWindows Server 2012は64bit版です。しかし、今のところJobSchedulerは32bit版しか提供されていないので、JDKは32bit版のOracle JDK 1.7.0_11にしました。
あらかじめ、環境変数としてJAVA_HOMEを(念のためJRE_HOMEも)設定しておきます。
MySQL
JobSchedulerは何らかのデータベースを必要とします。今回はMySQLをXAMPPでインストールしました。(せっかくのWindows環境なのでSQLServerの方が良かったですかね・・・)
MySQL Connector/J(JDBCドライバ)もダウンロードしておきます。
あらかじめ、JobScheduler用のユーザとデータベースを作成しておきます。
JobScheduler
JobSchedulerのダウンロード、インストールは、CentOS版について書いたこちらの記事と同じなので、参照してください。
インストールが終わると、Windows版はサービスとして登録され、起動しているはずです。
JOE(JobScheduler Object Editor)
こちらの記事では、64bit版のOSで動作させるには64bit版のJavaとSWTが必要と書いたのですが、32bit版のJavaとJobSchedulerに同梱のSWTでふつうにJOEが動作しました・・・。
ここまで来れば、あとはLinux版と同じように使えますね。お疲れ様でした。