Windows AzureにWindows Server 2012をインストール

今日はAzureにWindows Server 2012をインストールしてみようと思います。
Windows系のOSも無料範囲に入っているあたりがさすがAzureだなと思ったのですが、最近はAWSでも無料範囲に入っているのですね。

仮想マシンにWindows Server 2012をインストール

Azureのコンソールに入ってみると分かりますが、仮想マシンは現時点ではプレビュー機能となっています。最初に使うときは、プレビュー機能を使うことの承認画面が入ります。

仮想マシンを使えるようになったら、画面左下の新規ボタンをクリックして、 コンピューティング>仮想マシン>ギャラリーから を選択します。

 

次にインストールするOSとして、Windows Server 2012を選択します。
ギャラリーを見ると分かるように、AzureでもCentOSやSuSE、UbuntuといったLinuxディストリビューションがインストールできるのですね。「Windows Azure」だからといってWindowsだけというわけではありません。

仮想マシン名とAdministratorのパスワード、サイズを選択します。サイズはSまでが無料範囲です。

仮想マシンモードは「スタンドアロンの仮想マシン」を選択します。
DNS名は、後でRDP接続をするときなどに使います。Azureの仮想マシンはcloudapp.netのサブドメインになるわけですね。任意のサブドメインが付けられる辺りはAWSよりも良いかもしれません。
ストレージアカウントはデフォルトのままにしておきます。
地域は東アジアにしておきました。

可用性セットはデフォルトのままにしました。

ここまで進めた後、Azureはプロビジョニング(環境の準備)に入ります。少し時間がかかりますが、プロビジョニングが終わると、状態が実行中になります。

いよいよ接続

状態が実行中になったら、RDP接続出来る状態です。先に設定したDNS名でRDP接続してみましょう。

コンピュータの情報を表示してみると、たしかにWindows Server 2012のロゴが表示されています。64bit版がインストールされるようです。
プロセッサは、AMD Opteron Processor 4171 HE 2.10GHzでした。
メモリは指定どおり1.75GBですね。

ところで、この画面は日本語化されています。おそらく、インストールした直後は英語で表示されると思います。

コントロールパネルから言語の追加を選択して、日本語を追加しましょう。
日本語ランゲージパックのインストールが自動的に始まると思います。インストール完了後、再起動すると日本語で表示されるようになると思います。

今日はAzureへのWindows Server 2012のインストール方法を紹介しました。
既に準備されているギャラリーからインストールするだけなので、簡単ですね。

さて、このWindows Server 2012を何に使うか・・・。それはこれから考えようと思います。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。