最近、KobitoとQiitaを使って技術ネタを書いているのですが・・・

Qiita

最近、Googleで技術ネタを調べると大抵出てくるのが、Qiitaの記事です。

ありがたく使わせていただいてはいたのですが、なぜ多くのエンジニアがQiitaで記事を書くのかと、疑問に思っていました。

その理由が分かりました。

Qiitaは、KobitoというMac用のアプリを出しているのですが、これが秀逸。

Markdownで書けて、リアルタイムプレビューが出来て、ソースコードを綺麗に表示してくれる。もちろん、タグで整理ができる。これなら、技術ネタならEvernoteじゃなくてKobitoの方が良いなということになります。

その上、Kobitoアプリの画面右下にはさりげなく?「Qiitaに投稿」というボタンがあるんですね。で、投稿すると今度は「変更を同期」ボタンになったりするし。

Qiitaに投稿する際には、Twitterでの拡散はもちろん、含まれているソースコードをGistにアップしてくれるというエンジニア好みの機能もあったりします。まさに、かゆいところに手が届くといった感じ。

これで、エンジニアがこぞってQiitaに書く理由が分かりました。

Qiitaのサービスとしては、まずエンジニアが記事を書いてくれないと仕方ないわけで、そのために使い勝手の良いアプリを提供する。しかも、Mac版しかない。技術ネタをメモして、しかも公開してくれそうなエンジニアは、たしかにMacを使ってそうな気はする。おそらく、日本中で開発に使われているPCを全部調べたらきっとWindowsの方が多いだろうと思うのですが(企業システム開発では、顧客企業がPCを準備するのが普通だし、その際はWindowsが圧倒的多数と思われる)、公開までしてくれそうなエンジニアはたぶんMacだと思う。偏見かもしれないけれど。

そういうエンジニアに、ここまでのメモ環境を与えたら、自然と「Qiitaに投稿」ボタンは押しちゃうと思う。

でも、こういうものが出てくると悩むんですよね。私のようにWordpressで作ったブログに色々書いていると。自分の書いた情報を集中させようと思っているから、自分でブログを作ってやっているのに、Kobitoはそれを分散させようとする。

メモはKobitoで書くから、投稿先は自分のブログとかも許可してくれよ!と思うのだけど、だったらQiitaがアプリを提供する理由がなくなるしね。

Kobitoで書いて自分のブログにアップしたら、Qiitaからリンクされるといった案もあるだろうけど、それだったらForkwellになっちゃうし。Googleで検索してQiitaのサイトが出ることはあっても、Forkwellのサイトが出ることはない。だって、Forkwell自身がネタを持っているわけではないからね。

ということで、私は今のところ、Qiitaに2つネタを書いています。

多分、これからも、このブログに上げるのかどうなのか、悩みながら、Qiitaにも書くと思います。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。