Artisan Edgeという屋号でフリーのエンジニアになって、昨日で2周年となりました。
ちょうど昨年の7月5日に、アルティザンエッジ合同会社として法人化しましたから、そこから数えると1周年です。
この節目に、久しぶりにartisanedge.jpのサイトをJekyllで作ったりしました。
かなりシンプルなデザインになっていると思います。
6月、7月は、私と会社の誕生日が重なっているので、いろいろ考えるタイミングだったりします。
私の誕生日には、ブログ11年目の再入門ということで、主にこのブログについて書きました。
https://inoccu.com/blog/2014/06/15/165051.html
なので、今日は会社の方について書きたいと思います。
立花岳志さんの本
ブログ「No Second Life」で有名な立花岳志さんの本を、旅先で買いました。
それを一昨日、ちょうど別の旅先で読み終えました。
最初の旅先の帰りに買って、飛行機の中で読み始めたのですが、数ページ読んでいるうちに、「これは真面目に読まないとダメだな」と襟を正しました。
で、ちゃんとラインを引きながら読み直しはじめたのです。その中でも特に印象深い部分をいくつか紹介します。
人は自分のことが分からなくなると、自分自身を責めたり、落ち込んだりする
人は自分のことが分からなくなると、自分自身を責めたり、落ち込んだりしますが、それらは次の2つの賢明でない選択をしている場合に起こります。
1.本当に望んでいるものではないことにしがみついている
2.自分以外の誰かの価値観に合わせている
これは元はジョン・F・ディマティーニ氏の「ザ・ミッション 人生の目的の見つけ方」に書いてあることなのだそうです。
私の場合、フリーになったり、会社を作ったりして、出来るだけ自分の価値観で前に進んでいこうとしてはいるのですが、それは外見だけのことで、中身はディマティーニ氏のいうような賢明でない選択に基づいていることも少なくありません。
それが積み上がっていくと、生活が乱れてくる。これは、非常によく分かるんです。酒量が増える、無駄遣いも増える、部屋が散らかってくる・・・色々あります。
ただ、「本当に望んでいるものではない」ことにしがみつかなければならない理由もまた、自分自身が作り出していたりするんですよね。
勝負をするという精神状態
勝負をするという精神状態にあるということは、準備がまだ不足していることを意味すると思ってください。
この一文は、まさに脳天をかち割るような衝撃を、私にもたらしました。
フリーになろうと思った2年前、会社を作った1年前。どちらも「勝負だな」という言葉を口にしながら、「流れ」に乗っているなということも気づいていました。
なので、実際には「勝負」というような精神状態ではなかったのです。
しかし、3年目に入った現時点として、次に踏み出そうとしているステップについては「勝負」という感覚が、かなりあります。つまり、まだ準備が足りないということなのでしょう。
もうちょっと、自分自身を見つめて、きちんと準備をしてから、次に進む必要がありそうだなと思いました。
フリーの人間は、常に「自分の時間単価をいかに上げるか」を考えています
自分の体は一つですから、いかに短時間で効率良く収益を上げていくかを考えることが、とても大切になってきます。フリーで働く人は、限られた時間とリソースで、いかに高い収益性を確保するかを必死に考えるのです。
これについては、仰るとおりだと思います。
ただ、自分自身のこの2年間はどうだったかと振り返ると、安定したお客様があったお陰もあって、この辺のことをきちんと考えてこなかったのではないかと思うのです。それが、次に進む準備が出来ていないことにもつながっている。
「フリー」ではなく「会社経営者」として捉えれば、また違った視点も出てくるとは思うのです。社員を雇って、その人たちに稼いでもらうという方法もあります。
もちろん、雇った社員に適した仕事を持ってこないといけないし、その他諸々の課題も出てくるのですから、経営者としての生産性を高める必要があります。その結果として、会社としての収益性が高まり、経営者自身の収益性も高まるということになります。
どちらも結果的には自分の収益性を高めるという話にはなるのですが、そのためのプロセスは全く違うと思うのです。
私自身を振り返ると、特に法人化してからの1年は、フリーなのか経営者なのかというところで相当ブレてしまった。どちらを選ぶかというのは、どちらが上とか下とかではなく、単に個人の適性だと思いますので、冷静に考えれば、それほど難しい選択ではないように思います。
ただ、価値観を自分自身ではないところから借りてきたりすると、冷静な選択が出来なくなるんだよね・・・。
で、新しいartisanege.jp
この記事の冒頭で触れたように、artisanedge.jpのサイトが相当シンプルになりました。artisanedge.co.jpの方が相当に会社然としていることに比べると、随分違うと思います。
この辺が、いま私が見つけ出そうとしている答だったりします。まだ、しっかりとは見つけられていないのですが。