Surface Pro LTE AdvancedにWindows 10 May 2020 UpdateとWSL2、Dockerをインストール

ずいぶん長いタイトルになりましたが、やりたいことはこのとおりです。

MacBook Proにメインデバイスを移して以来、1か月弱の間、Surface Pro LTE Advancedを使っていなかったのですが、Windows 10 May 2020 Updateが出て、比較的貧弱なOneMix3(といっても、Core m3にメモリ8GB)でもWSL2とDockerがシャキシャキ動いて、かつVirutalBoxも使えるのを確認したので、Core i5のSurface Proなら、なおさらだろうと考えたのです。

Surface ProからMacBook Proに戻した最大の理由は、Surface Proがちょっとモッサリしてきたと感じたからなので、この大型アップデートで生き返るなら何より・・・というわけです。

Windows 10 May 2020 Update

まだ、私の環境ではWindows Updateに大型アップデートが来ていなかったので、こちらのサイトからWindows 10更新アシスタントをダウンロードし、手動アップデートします。

ダウンロードしたファイルを実行すると、このようにアップデートが始まります。
長時間かかりますが、ここは待つしかありません。

screenshot_124

WSL2にアップデート

WSL2へのアップデートは、公式のドキュメントを参考にしましょう。

まずは仮想マシンプラットフォームコンポーネントを有効にします。

dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart

公式ドキュメントだと、WSL2への更新はこれだけでよさそうですが、WSL2を既定バージョンにする操作を行うと、エラーになります。そこで、下記のサイトからLinuxカーネル更新プログラムパッケージをダウンロードし、実行します。

次に、WSL2を既定バージョンにします。

wsl --set-default-version 2

既にWSL1上に導入済みのUbuntuをWSL2に変換します。これには少し時間がかかります。

wsl --set-version Ubuntu 2

ここまでの操作のスクリーンショットはこのとおりです。

screenshot_130

Dockerのアップデート

次に、Dockerのアップデートですが、私はChocolateryを使ってDocker Desktop for Windowsをインストールしているので、Chocolateryを使ってアップデートしました。
ふつうの導入方法の方も、ふつうの操作でDockerを最新版にアップデートすれば良いでしょう。

WSL2が有効になった後でDocker Desktop for Windowsを起動すると、このようなダイアログが表示されます。

screenshot_131

これでWSL2を使うようにすれば、OKです。

サクサクかどうか?

まだしっかり使い込んだわけではないで、サクサクかどうかは分かりませんが、少なくともDockerの起動が速くなったのは間違いないと思います。

使ってみた感想については、また記事を書きたいと思います。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。