「北九州の台所」といわれる旦過市場で、4月19日に火災がありました。大規模な火災で1600平方メートル、40以上の店舗を焼損することになってしまいました。木造の古い店舗が密集したエリアで、さらに神嶽川のすぐ隣(一部は、神嶽川の上に迫り出す)という立地でもあり、火災と洪水に何度も苦しめられてきたことから、昨年2月に再整備計画が決まったところでもありました。
その矢先の大火であることから、せっかくの再整備計画の見直しが余儀なくされそうであること、また資金が必要なるがれきの片付けに目処が付かなければ、前に進まないといった問題が明らかになっています。
そこで始まったのがクラウドファンディングです。支援の使い道としては、「復興支援(がれき撤去)」で、主催者は小倉中央商業連合会、協力者として北九州銀行、北九州商工会議所、福岡県、北九州市が名を連ねていることから、まずはここに資金を集めることが最善でしょう。クラウドファンディングですが、リターンは御礼のメールだけなので、寄付ということになるかと思います。
私もこの火災が起きたこと、被害の状況を知ったときから、何らかの形で寄付をしたいと思っていました。
会社のある黒崎からは少し離れた場所にある旦過市場ですが、何より北九州の中心地にある市場であり、通っていたお店もありました。北九州の元気の一部は間違いなく、この旦過市場が作り出していたと思います。
福岡県や北九州市の方で寄付を損金扱いできるような仕組みを作ってくれれば会社としての寄付も考えているのですが、まだそうした整備がない中なので、少額ですがポケットマネーからの寄付をしました。
まずは目標1,000万円とのことです。昨日から始まって、現時点での目標達成率は14%となっています。
旦過市場ギャラリー
出張で北九州に来ていたときから、何度も旦過市場やその界隈は訪れていました。
ついこの間、写真の整理をしたのですが、出てきたのは2013年からでした・・・。ちょうどその頃、LCCを使ってあちこちに行ってましたしね。
丸和(現在は、ゆめマート)は、日本初の24時間営業のセルフサービススーパーとしても有名です。ここが旦過市場の入口。
同じところの昼バージョン。これは2014年のようです。
丸和前ラーメンの看板が見えますね。
新旦過市場の入口。
こういう感じの飲み屋街があります。
脇の入口。
旦過市場のすぐとなりにある老舗の映画館「昭和館」。ここは焼失を逃れました。
以前はここにも鳥松があったんですねぇ。
これはついこの間ですが、丸和前ラーメンに行きました。ここも焼失してしまったのですが、屋台で営業再開しているとのこと。
丸和前ラーメンは、このおでんが絶品。早いとこ、また食べたい。
ということで、北九州市民の1人として、また北九州にある会社として、旦過市場の復興に今後も注目していきたいところです。