TRANS MOBILY NEXT 206でE-bike初導入

先週、東京出張に行っていた間に、GICのTRANS MOBILY NEXT 206を購入しました。

こちらの記事に書いたVELMO SPARKに楽しく乗っていたのですが、ちょっと私の責任で故障になってしまい、乗れなくなってしまったという事情もあり・・・。(修理できそうなので、また乗ると思います。)

それはさておき、出張中の予定の合間に御茶ノ水のスポーツ店街の中にある、GIC直営店のLIGHT SERIES 御茶ノ水へ。もともと、ネットでチェックしていたTRANS MOBILY 206の試乗に行ったのです。

「電動アシスト ミニベロ」の看板がLIGHT SERIES 御茶ノ水

「206」というのは「20インチ」で「6段変速」という意味らしいのですが、DAHON Boardwalk D7と同じ20インチの折りたたみ自転車で、変速が7段→6段とグレードダウンになりますが、重さは12.5kg→13.5kgと電動アシスト機能が付くわりに1kgしか重くならないため、Bordwalkからの乗り換えにちょうど良いかなと思い、あらかじめ選定していました。

電動アシスト機能のある自転車に乗るのは初めてだったので、他との比較ができないのですが、ちょうど御茶ノ水界隈は坂道もあり、試乗してみて坂道が楽の登れそうであることは確認できたので、その場で購入。
伸縮式の泥よけと、取り外し自在な前カゴ(深型)も取り付けてもらい、ちょうど1週間ほどで北九州の自宅に到着。

実使用レビュー

案の定、若松方面にポタリング。しかも、今回は折尾回りでの帰宅を試みている最中(その折尾でこの文章を書いています。)なのですが、その行程で感じたことなどを書いておきます。

いざ若戸渡船へ

ちゃんと自転車である

これには2つの意味があります。

電動アシスト自転車の法規則として、ちゃんと漕がないとアシスト機能が働かないわけですが、当然、その規則に則っているので、乗り心地はしっかり自転車です。漕がないと動かない。これが1つ目の「ちゃんと自転車だ」という理由。

ただ、アシスト機能があるおかげで、平坦な道であればギアを5速とか6速に入れていても、普通の1速とか2速の漕ぎ方で良かったりします。坂道はちゃんと漕がないと登れないのである程度キツいのですが、普通の自転車なら押していこうかなと思う坂道が、2速とか3速で頑張って漕げば登り切れる。やはり、アシストあってこそなのです。

もう1つの「ちゃんと自転車だ」という理由は、TRANS MOBILY NEXT 206の軽さにあります。13.5kgというのは普通のママチャリより軽かったりもするのですが、アシスト機能がOFFでもそれなりに走れるのです。故にやっぱり自転車。他の電動アシスト自転車を知らないというのは先に書いたとおりなので、しっかりとしたことは言えないのですが、バッテリーが切れたら重くて走れない自転車になるという話は聞くので、このTRANS MOBILY NEXT 206に関しては、それはないといえます。6段ギアも搭載していますしね。

バッテリー容量をどう考えるか

今日は完全に充電しきれていない状態から乗り出しています。バッテリーのランプが4つ(赤・緑・緑・緑)付いている状態なので、かなり充電されていることは間違いないのですが、充電器のランプはまだ赤だったので、80~90%程度の充電状態だったのではないかと考えられます。

その状態からどれだけ走ったかというと・・・

  • 黒崎中心部~八幡郵便局 4.4km
  • 八幡郵便局~戸畑渡場 6.0km
  • 若松渡場~イオン若松ショッピングセンター 7.7km
  • イオン若松ショッピングセンター~折尾駅 4.9km

ということで、ここまで23km走っています。バッテリー残量は目盛りあと1つ分。赤ランプ状態です。
これから黒崎まで、さらに7.5kmの行程が残っているのですが、耐えきれるか・・・。

実際には、少しぶらぶらもしているので、+1~2kmは走っていますし、私の体重と背負っているリュックの重さのことを考えると、満充電で30kmという仕様どおりのバッテリー持ちと言えます。

普段、これだけの距離を走るのかというと、きっとそんなことはないので、普段使いには充分かなと思います。ただ、バッテリーの重さは600gしかありませんし、それほど高額でもないので、1つは買い増しておいても良いかなと。バッテリーを収納できるサドルバックは標準付属品ですし。あと、充電器ももう1個買っておけば、それは事務所に置いておくとか、遠出するときにカバンに入れておくとかできます。
TRANS MOBILY NEXT 206のバッテリーは、USB出力機能があるので、モバイルバッテリーとしても使えますしね。

若松恵比須神社にはサイクルスタンドが

改めて乗り心地

アシスト機能については先ほども書いたとおりなのですが、もう1つ思ったのは、漕ぎ出しが非常に楽なため、街乗りに向いていることです。街乗りは歩行者を避けたりとか、道を曲がることが多かったりとかで、加減速や停止・始動が繰り返されます。そういう時に、アシスト機能があると非常に楽です。

また、狭い車道の脇を通らざるを得ない場合でも、少し漕げばアシストが働くので、よろけにくいというメリットもあるように感じます。漕ぎ出すときの力が弱くて済むので、バランスを崩しにくいということかもしれません。

サドルについては少し硬いかなという印象。実際、ここまでの20kmでお尻は少し辛い。でも、Boardwalkと比べれば同じようなものだし、スポーツバイク寄りの折りたたみ自転車としては標準的な硬さと言えるかもしれません。ということは、単に私の乗り方が悪いだけかも。柔らかいサドルに変えることも簡単ですが、もう少し自分の乗り方、姿勢を考えたいところです。

まとめ

ということで、初のE-bikeとして導入したTRANS MOBILY NEXT 206ですが、ここまでのところ、期待どおりの使い心地、乗り心地かと思います。
直営店が東京・大阪に計3店舗あるので、いざとなれば折りたたみ自転車ですから、新幹線か新門司~大阪のフェリーに載せて、大阪の店舗に行けば良いか・・・という安心感もあるし、Amazonだけでなくサイクルベースあさひのような自転車店、ヨドバシカメラやビックカメラでも純正オプション(バッテリーとか)を買える(結局、通販になりそうですが)のも、今後の運用を考えると助かります。

あと、ちゃんと自転車なので、適度な有酸素運動になる(でも坂道はそれほど辛くない)というのも良いところ。
VELMO SPARKの修理が終わった時に、どっちに乗るのかなぁ・・・というのは考え中ですが、自分の体のことを考えれば、TRANS MOBILY NEXT 206に乗るべきかなと。それは間違いなさそうです。

その後の顛末

折尾駅から黒埼中心部への移動が最後に残っていたのですが、折尾駅を出た時点で既に赤ランプ。どうなることかと思いつつ走ったところ、赤ランプでもアシストはまだ効いていて、ちょうど5kmくらい走ったところの坂道でアシストゼロの状態になりました。赤ランプはまだ点っているのですが、さすがに限界な様子。

折尾駅までの24~25kmを加算すると、スペックどおり30km走れたわけで、たぶん満充電ではなかったことと、私の体重+荷物の荷重、さらに坂道や路面が悪い道もあったことを考えると、上々なバッテリー持ちといえそうです。スペアバッテリー1台を追加すれば、かなりイケることは間違いない。

それまで、5速か6速で快調に走っていたところ、アシストゼロになると、急に辛い。たまたま坂道だったということもあるのですが、ひとまず4速に落として途中地点の弊社事務所まで。4速だとちょっと遅いなぁと感じるのですが、自転車としては問題なく使えています。

少し休憩して、アシストゼロの5速か6速で自宅までの1.5kmを走り切りたいと思います。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。