自分の強み、指向性は業務オペレーションの仕組み作りなんだなと思ったこと

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昨日、ある会社の社長と打ち合わせをしました。(上の写真はイメージですよ。こんな大自然のなかで打ち合わせをしたのではありません。)
既存のビジネスなのですが、これからそれを大きく変えていくということで、Webでの集客をしたり、集客した後のオペレーションを支えるシステムを考えたいとのこと。

一通り打ち合わせが終わった後に、おっしゃったことがありました。

「井上さんは、業務をどう回すかということを言いますね。SEOをやっている方と、まるっきり言うことが違うのが面白い」。

初めての打ち合わせだったので、その冒頭で私がどういう関わり方するのか、ヒアリングしたのです。

SEOについては既にプロの方がいたので、そこに私が関わることもなさそうだし、Webサイトを作れと言われれば作りますが、本格的なデザインは門外漢。既にカッコ良い自社サイトをお持ちだったので、そこにしゃしゃり出る必要もなさそう。

ならば、集客した後に契約に結びつけるところ+顧客の維持を考えるCRM的なところか、契約した後にスタッフがいかに業務を回していくかを支援するところかなと。そういうあたりをつけて、伺ってみると、業務を回していく方の話だと。

まぁ、そういうやり取りがあった上で、業務オペレーションの話になったのですが、そこに目を付けるところが、やはり私らしいと感じられたのでしょう。

私の来し方

私は20歳でシステムインテグレータ企業に就職してからというもの、私の所属も、そのお客様も色々と変わりましたが、ずっと企業の業務システムを作ってきました。
規模も業界も様々で、取り扱う業務も様々(強いて言えば営業管理や売上計上といった汎用的なビジネスオペレーションが多かったですけど)でしたが、とにかく何らかの業務のデータとプロセスを整理して、スマートにするところはスマートにして、最終的にシステムに落とし込むという仕事をやってきたのですね。

それが自分の価値の出しどころだとあまり強く考えたことはなかったのですが、いざ昨日のような打ち合わせの場に出ると、頭の中でそういう発想になって、提案をして、上記のような指摘(というか思考のトリガーというか)をいただくに至ったわけです。

この指摘をいただいたおかげで、私の強みというか指向性を再認識することが出来ました。
やはり、自分のことは自分自身ではよく分かっていないもので、誰かのほんの一言で気づくものなのだなぁと感じました。

考えてみれば、いま、通信制の大学で経営を学んでいるのも、ITコーディネータの資格を取ろうとしているのも、業務オペレーションの仕組み作り(さらにそこでITを使うこと)を今後も仕事にしていこうと、心の奥底で感じていたからなのかもしれませんね。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。