昨日はITコーディネータになろうと決めて1年経った日でした

Facebookには過去の出来事をシェアする機能があるのですが、昨日はこんな出来事をシェアしないか?と通知が飛んできたのでした。

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で、早速、コメントを付けてシェアしたのですが、そうか、ITコーディネータになろうと決めて1年経った日だったのですね。

ITコーディネータになるまでの道のり

ITコーディネータという資格は以前から知っていたのですが、ちゃんと考え始めたのは通信教育課程を受けている産業能率大学の授業に「ITコーディネータ・プロセス」という科目があって、それを受講したからでした。

ITコーディネータになるためには、「ケース研修」といわれる6日間の集合研修と、ITコーディネータ試験の合格の両方が必要になります。
順序はどちらが先でも良く、私はITC-METROという研修機関の試験対策講座とセットになったケース研修を受講したので、そのスケジュールに従い、先にケース研修を受講して(その合間に試験対策講座も受講しつつ)、試験を受けるという順序にしました。

後で、試験を先に受けたという人の話を聞くと「試験は難しかった」ということなので、先にケース研修を受講してITコーディネータ流の用語や考え方を身につけた方が良いのかもしれません。

ざっと振り返ると、こんな感じです。

ITコーディネータになると決める

<2014年>
11月1日 研修機関主催のITコーディネータ説明会に参加
11月5日 ケース研修+試験対策講座の受講申込
11月7日 Facebookで「ITコーディネータになる」と書き込み

1年前のメールを振り返ると、Facebookに書き込んだときには既に研修の申込後なので、実は決めた日ではないようですね。。。

11月18日 ITCAイノベーションセミナー受講
12月20〜21日 ケース研修プレ研修受講

ITCAイノベーションセミナーというのは、ITCA(ITコーディネータ協会)が開催したセミナーで、ITコーディネータになるために必要というものではないのですが、一応受講したんですね。

で、12月20〜21日のプレ研修。ここで、同じケース研修を受ける同志や、講師の先生と初めて出会ったわけです。
ケース研修で度々訪れることになる東京タワーのすぐ近くにある機会振興会館にも初見参。

勉強の日々

<2015年>
1月10日 ケース研修
1月17日 試験対策講座
1月24〜25日 ケース研修
2月7〜8日 ケース研修
2月14〜15日 試験対策講座
2月21日 ケース研修
2月28日 試験対策講座
3月15日 ITコーディネータ試験

1〜3月は、ひたすらケース研修と試験対策講座の繰り返しで週末を過ごしました。
その仲間たちと度々(というか毎回)飲みに行き、ITコーディネータへの熱い思いをぶつけあったり?したわけです。その仲間たちとの交流は研修後も続いているので、これだけでもケース研修は意味があります!

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ITコーディネータ試験はCBTなので期間内ならいつでも試験日を決めることができます。私は期間の最終日である3月15日を選択し、ひたすら黄色い本(ITコーディネータ・プロセスガイドライン)を読んではノートにまとめるという時間を過ごしました。

試験は無事合格。CBTなので、受験直後に結果が分かるんですね。ほっと一安心。

ITコーディネータ認定

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4月7日 ITコーディネータ認定登録申請
5月29日 ITコーディネータ認定証が届く

ケース研修を受講し、試験に合格しても、認定を受けなければITコーディネータと名乗ることは出来ません。
ITコーディネータは年度始まりが4月なので、4月になってから認定を受けた方がいろいろお得なんですね。なので、5月に認定を受ける形で登録申請しました。

ITコーディネータになってから

ITコーディネータになってからの活動は、いくつか記事を書いていますので、それを拾っていきます。

ファシリテータ活動

もともとお世話になっているお客様企業内で、新規ビジネスプラン創出のお手伝いをしたり(他の作業が諸々発生して、3か月ほどで一旦中断してしまっています。。。)、ITコーディネータ仲間が行った企業内研修のお手伝いをしたりしました。

研修とは違い、いざ実践してみると、自分の知識が足りないことなど身にしみます。
勉強あるのみ。

勉強会、ITCA届出組織

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ケース研修の仲間たちとのつながりは、この勉強会で主に維持しています。
ITコーディネータの先輩方から伺う話でも、やはりケース研修の同期生で勉強会を作るということは多いらしく、研修が終わってすぐということもあるようなので、私たちはちょっと遅めのスタートになったかもしれません。

ITコーディネータのコミュニティをITCAに届出すると、ITCA届出組織になることができます。
私たちも届出組織の結成に向けた作業を進めていて、明日には届出する予定になっています。

今後行う勉強会は、届出組織の主催として、年4回の定例会を開く予定です。

ITコーディネータになってみて

ITコーディネータになるまで、なってからの日々を振り返ると、なかなか順調だったのかなと思います。
資格が取れたというだけでなく、仲間ができ、実際の活動も少しずつは。。。

とはいえ、もともと私が期待していたレベルには全く届いていません。
もっとガッツリ取り組んで、成果を出していかなければならないのです。

でも、ITコーディネータという資格をきっかけとして、自分のキャリアパスが見えてきたり、活動の幅が広がってきているのは事実で、1年前に取ろう!と決めて良かったなと感じているのです。

今後とも、「ITコーディネータの井上研一」を(も?)よろしくお願いします。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。