昔話は老化の始まりだが、私が新人だった頃は、JavaやWebシステム、オブジェクト指向での設計といった、現在ポピュラーになっている技術の出始めで、なかなか恵まれた時代だったと思う。
私も、率先してそういう新技術を勉強しては、当時在籍していた会社の中で吹聴していたものだ。
最近、キャリアレジュメに「新しいものを面白がる」と書いた。
ただ、書いた後で首を傾げてしまった。今の自分もそうだろうかと。
技術に興味を失ったというわけでもないのだが、これといって今何があるのか、ピンとくるものがない。
ここ2年もOracle EBSに浸っているから、新しい技術との接点がないというのもある。(その分、業務に目が向く。それはそれで方向性の転換だから、良いことかもしれない。)
だが、最大の要因は、自分の感性が鈍っているだけ…なのだろう、きっと。
といって、まったく以前と同じように戻れば良いということもない。
そろそろ10年選手ともなると、新人の頃のように技術、技術と言っていればよいわけでもない。(というのは、言い訳だろうか。)
だいたい、興味を失っているというのが、技術のことだけではなくて、趣味の世界とか、世の中そのものとか、そういうことからの興味も薄れているような気がしないでもない。
仕事と普段の生活は、そういう意味でも関連しあっているようだ。