自分は何をやってきて、これから何をしていくのだろう

ここ最近、九州へのUターンのこととか、with/afterコロナ(COVID-19)の中での働き方とかを考えています。そもそも自分は今まで何をやってきて、何ができる人で、これから何をしていくのか。

そんなことを考えていると、私が2013年に立ち上げたアルティザンエッジ合同会社(後の合同会社井上研一事務所)のWantedlyの求人メッセージが出てきました。最後のところに「会社を立ち上げて半年」と書いているので、2014年の最初に書いたんじゃないかなと思います。当時は、お客様からも人を雇え!という話が出ていたし、先輩経営者に人を雇うってどういうものですか?というのを聞いたりもしていました。

なにをやっているのか

Wantedlyには、こんなことを書いています。

顧客先での業務システム開発を行っています。
顧客(エンドユーザ)と直契約しているので、業務を理解した上で、どのようなシステムを作れば役立つのかを考え、企画・提案しながら開発を進めています。
自分の作ったシステムを誰が使っているのかが分かり、実際に顧客企業の経営に役立っていることを実感できるのは最大の魅力です。
現在は、CakePHPやRuby on RailsでのWebシステム開発、PhoneGap・HTML5・jQuery Mobileでの業務用iPadアプリ開発を行っています。
弊社代表は起業家向けのプログラミング講座で、CakePHPやシステム分析・設計の講師でもあります。

実際のところ、使っている技術や作っているシステムの内容は異なりますが、この時からお客様も変わっていないし、やっていることも大きくは変わりません。この時は、ほとんどこのお客様しかいなかったのが、今はそうではないとか、焼くッチャ君のようなプロダクト開発にも手を出しているので、まぁ、そう考えると、少しは進歩しているのかな…と思いますが。

社会人になった2000年から、プログラマとかSEの仕事をずっとしてきて、当初は大企業なお客様が多く、自分が作っているこのシステムがいったいなんの役に立っているのだろう?という悩みを抱えていました。その会社の中では比較的、お客様に近いところで仕事ができていたので贅沢な悩みだったのかもしれません。でも、もっと、それを感じたかった。

それが一度、SEの仕事から離れたり、独立したりして、この頃には自分がやったことが役に立っているということが実感できるようになったのだと思います。「自分の作ったシステムを誰が使っているのかが分かり、実際に顧客企業の経営に役立っていることを実感できるのは最大の魅力です。」という言葉がそれを示しているのではないかと。

なぜやるのか

弊社のミッションは「経営を変えるITを先端技術で創造する」ことです。
言うまでもなくITは様々な場所で活用されていますが、最もエキサイティングな活用法は、経営変革のためにITをツールとして使うことだと思います。
顧客企業は「自社の経営を変革しよう」と思ったときに、ITの活用を考えます。その際に、まず最初に呼ばれる企業になりたいと弊社は考えています。

アルティザンエッジ合同会社は、ミッションを掲げていました。変革とITの考え方は、私が某コンサルティング会社にちょっとだけいた時に聞いた言葉で、感銘を受けたので、それを使っていますね。ビジネスと技術のバランス感をエッジのところで取る。新しい技術も、それが役に立つならばどんどん取り入れていく。

それがきちんと成果につながり、評価いただいたから、Watsonの仕事も率先して取り組むことができたし、それが今につながっているのは間違いありません。

どうやっているのか

弊社には3つのフィロソフィーがあります。

cutting edge 「先端のITを真の価値に」
motivation engineering 「楽しくエンジニアリング、楽しさをエンジニアリング」
move your heart 「心を動かすモノ作りとコト作り」

まず、技術や経営の動向を積極的に知るようになりましょう。そのためのイベント、コミュニティ参加や自学自習を奨励します。

仕事は楽しくやりましょう。前向きに、堂々と。自分の発言が認められ、評価されることは楽しいものです。積極的な提案や発言を奨励します。
そして、業務システムは顧客企業のユーザが仕事のために使います。だから、ユーザの仕事が楽しくなるようなシステムを作りましょう。

最大限の創意工夫でユーザを驚かせましょう。そのための取り組みに共感します。
システム開発というモノ作りを超えて、システムを使う顧客企業の経営を変革するというコト作りをしましょう。

ミッションの次はフィロソフィーです。ちゃんと考えてるね…。でも、これも会社としてのものというより、自分のものかもしれない。

こんなことやります

顧客企業に常駐でのiPadアプリ開発(PhoneGapとHTML5・jQuery Mobileを使用)、Webシステム開発(Ruby on Rails、CakePHPを使用)をお任せします。

弊社代表の私が3年ほど常駐している顧客先です。弊社メンバーと他社からのメンバーがチームを組んで業務を行っています。20代後半から30代前半が中心のメンバーで、顧客企業の経営層とも日々会話を交わしながら、企画・提案から開発、運用までを担っています。どこにでもあるような仕事に見えるかもしれませんが、顧客企業の業務・経営に直接触れながら、じっくり考えた自分の考えを提案・発言し、システム開発を前に進めていく経験はとてもエキサイティングなものです。

あなたの作ったシステムが日本全国、さらには海外でも使われているイメージを想像してください。業務システムはきちんと作れば、必ず使われます。
小さなサイクルを回して開発していくことが好まれる顧客なので、あなたが1ヶ月で作ったシステムが、その1週間後には全国で使われているかもしれないのです。

結局、1つのお客様のことしか書いてなくて、他はないの?というね…。全然、先のこと見えてなくない?と思われても仕方ない書き振り。会社の求人じゃなくて、案件前提の業務委託の人を探しているように見えたかもしれない。

私の携わった事例について、@ITに記事を書きました。
記事に出るような開発に触れるチャンスもあります!

弊社を立ち上げてからはまだ半年なので、今回は契約社員を中心とした採用となりますが、あなたのやる気には必ず応えます。未経験な分野があれば、きちんと教えます。
将来的には正社員としての採用や、場合によっては役員として私と一緒に経営しましょうという展開もあるかも?

あなたの想いをぶつけてください。ぜひ、語り合いましょう!

そうなんだよね…。結局、(正社員として)雇うつもりないじゃん!っていう。

これから、どうしていくのか?

結局、Wantedlyでの求人に応募してくれた人は1人もいなかったし、その後も人を雇うことなく1人会社のまま6年くらいで合同会社は終えました。だから、ここに書いたようなことは、1人のエンジニアとしてやってきたことで、会社とか組織としてやったものではありません。これから、どうするんだろうな…と、考えることはありますが。自分が、人を雇い、育て、組織として成果を出していける人間なのか?

今は株式会社ビビンコですが、こちらは株主4人、取締役3人という構成で1人会社ではありませんが、そんな陣容なので人を雇うということはやっぱりしていません。それに、私以外の取締役は自分の会社も持っているようなメンバーなので(私も合同会社井上研一事務所があって、同じだったけど、代表取締役なのでその会社は清算して今に至る)、それぞれが自由に動いている感じ。それもまた、新しい会社の形かもしれませんけどね。

株式会社ビビンコは第2期までが終わり、9月から第3期に入りました。これからどういう形で進めていくのか、考えていくべき時点なのかなと思っているところです。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。