とりあえず書き始めれば、勉強をする

私自身の無知はとても重要だ。私は知っていることについて書いているのではなく、知りたいと思っていることについて書くのだから

引用元: 知っていることを書くのではない。知りたいと思ったことを書いているんだ | Lifehacking.jp.

Boston Globeのコラムニストでピューリッツァー賞受賞者のDonald Murrayのコラムからの紹介ですが、これは大変に良い記事です。

私がブログの記事を書くとき、結論が先に決まっていてから書き出すということは、あまりなくて、書いているうちに結論が出てくることが多かったりします。まぁ、結論が出ないまま、尻切れトンボになることも多いわけですが。

それでも、書き始めた以上は、なんとか結論に持って行こうとするし、そのために本を開いたり、別のサイトを読みに行ったりもするわけで、それなりに知的な行為をします。
この記事を読むと、それでいいのかな・・・という自信が少し芽生えました。

たしかに、そうやって私がたどり着いた結論が拙かったり、そもそも結論が出ていないこともあると思いますが、そこに至る知的なプロセスと、少なくとも結論が拙いという結果を得ることが出来れば、それはそれで成果なのかもしれません。その結果が分かってからこそ始める勉強というものもあるわけだし。

私がブログを書いていない時は、単に書くことに興味がないというより、書きたい気持ちはあるけど、書けることがないなぁと思っていることが多いのです。「書くことがない」んじゃなくて、「書けることがない」。つまり、自分の理解が「書ける」レベルに達していないから書かない。

だったら「書ける」レベルに達するまで勉強したり調べたりするか?というと、やらないことが多いんですよね。そこまでして、書かなくて良いか・・・みたいな。
それよりも、とりあえず書き始める。それが大切だと思いました。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。