Lightweight Language Weekendで、「LLとBlog」セッションが行われたらしく、そのレポートが載っている。
dm。はNucleusというPHPで作られたブログツールを使用しているが、そのNucleus代表のパネラーが@ITの樋口取締役。ていうか、@ITってNucleus使ってたの???
ブログがビジネスになるかという話題では、MovableTypeの開発・販売専業のSixApart社のひらた氏がビジネスになるとの考えを示したものの、他(livedoor、はてな)は直接的にビジネスにならないという考え。
ブログでビジネスというと・・・
- ブログツールを売る or ASP提供するビジネス(SixApartのスタンス)
- ブログの記事等コンテンツ販売するビジネス
- ブログを集めて紹介するディレクトリ的ビジネス(Myblog japanのスタンス)
- ブログに載せる自動更新型コンテンツの提供やアソシエイトとしてシステム接続するビジネス(Amazonとかのスタンス・・・今のところ、ブログだからどうこうというサービスはないが、もともと相性は良いと思う。)
- ブログユーザをブログシステム提供企業のサイトに誘導するマーケティングツールとしての活用(livedoor、はてなのスタンス)
- ブログを自社の紹介に使用するマーケティングツールとしての活用
といったことが考えられます。
現時点では、ブログは「個人の日記」でしかないので、SixApartのスタンスは非常に少数の企業が小さいビジネスしか出来ないのではないかと思います。あとは、マーケティングツールとして活用する程度?
ただ、ブログはXMLとの相性が非常に良く、今は単なる日記としてしか活用されていなくても、その単なる日記が実はXMLを有効活用した高度なシステムになっているところに魅力を感じるのです。ポテンシャル的に。
Amazonがやっているアソシエイトや、Webサービスの提供は非常に相性が良く、実際にAmazonを組み込んでいるブログは多いわけです(dm。もそう)。Webサービスが本格活用されているブログはまだまだ少ないと思いますが(dm。もやってない)、例えばブログツールそのものに結合されるか、プラグインが提供されて、もっと簡単に使えるようになると、本格的なシステム結合が法人(Amazon)と個人(ブログ作者)の間で行われるようなことになるわけです。これは凄い。
今後、ブログがもっと使われるようになると、個人ユーザのWebサービスのフロントエンドとして、OSに組み込まれるとかそういう世の中がくるのではないかと思ったりするわけです。
例えば・・・、既に常時接続が一般化した世の中ですから、某社のOSを導入すると簡易Webサーバが自動的に立ち上がるように組み込まれており、その上でブログツールが動いている。様々なWebサービス(例えばショッピング、サイト検索、気象情報、金融情報、証券取引、ひょっとしたら在宅勤務のための企業システムフロントエンドも?)が各社からプラグイン的に提供されていて、自分が必要なWebサービスを簡単な操作で取り込める。ユーザは取り込んだWebサービスを自分専用、ソーシャルネットワーク、不特定多数への情報提供に整理して、サービス提供を受けたり、自分の評価コメントを付記(これがブログ的)してサービスを提供・紹介したりする。
さらに、そこで作った自分の環境には携帯電話からもアクセス可能。
なんて風になったら、面白いかも。