昨日、激震が走ったHP(ヒューレット・パッカード)によるコンパックの吸収合併。都合、IBMに次ぐ第2位のコンピュータメーカーとなりました。ちなみにパソコンでは1位。日本では、どっちもあんまり・・・といった感じですが(プレサリオが売れてるかというと?だし、HPは超格安のパビリオンを出したばかり)、世界では間違いなくビッグプレーヤーです。
各ニュースでは、およそ「IT不況を勝ち残るために体力をつける必要があった」という論評ですが、TX系のワールドビジネスサテライトのコメンテーターの高橋進氏は一歩、踏み込んだ発言がありました。
ちょっと細かい話は忘れてしまったのですが、「マイクロソフトやサン、IBMに対抗・・・」という話がありました。こういった会社名でピンと来るのは、XML、B2B・・・。
マイクロソフトの.NET、サンのJavaソリューション、IBMのWebSphereファミリー・・・これらが目指している世界が、まさしくB2Bを主戦場としたXMLベースのビジネスフレームワークを作り上げることです。HPもBluestoneという似たような構想があるのですが、いまいち盛り上がりに欠けます。
B2Bのビジネスフレームワークを作り上げ、勝者となるためには自社のフレームワークに多くの会社を引き込む、大変な努力が必要です。真っ先に普及させた会社が勝者になると思われ、世界のビッグプレーヤー同士の体力勝負になると予想されます。
盛り上がりに欠けるBluestoneで勝負をかけるしかないHPにとって、マイクロソフト、サン、IBMに対抗するには、とにかく体力が必要だったのでしょう。そしてコンパックを選んだ・・・。
ところで、日本の雄、富士通がINTERSTAGEファミリーで、この市場に参入しようとしています。果たして・・・。