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曖昧模糊たるアーキテクトと、コミュニティの時代

前の記事のつづき)
ここまで、何気なく「アーキテクト」という言葉を使ってきましたが、「アーキテクト」という職種に期待される役割は、現時点では曖昧模糊としています。
世の中で言われているアーキテクトというのも、結構、幅があるようですし、私がここまでに述べてきたアーキテクト像も、必ずしも一般的なものとは言えないでしょう。

ちなみに、私は現時点で世の中で一般的だろうと見ているアーキテクト像は、プログラマの親分です。かつ、顧客と要件の話も出来て、業務SEと協力しつつも、それとは違う立場・視点で要件をまとめるというのがミソで、「(技術的)提案能力のある工場長」みたいな感じだと思っています。
しかし、技術的な提案能力と、工場長の職務は両立できるのでしょうか?これも、単に2つの職種を、人がいないから1人でやっているように見えてなりません。そもそも、SEという職種が、ありとあらゆる職種を1人でやっているようなものですが、そこからアーキテクトが分離されるだけマシといった程度のように見えます。これが、現時点でのSIerの限界と言えば、それまでですが…。

いずれにせよ、アーキテクトという言葉に踊らされてはなりません。(言葉で踊るのは、この業界の慣例だけれども…。)

さて、話が長くなってきました。
考え始めて2ヶ月が経って、その間には北海道でアーキテクト宣言したりしたわけですが、現状認識としては、こういったところです。
言ったは良いが、その「アーキテクトとは何ぞや」とというところを、はっきりさせなければ、何の意味もありません。出てくる結論は「デキるSEの代名詞」では、ダメなのです。

宣言して早々、悲観的になっています…。
というのも、SIerという会社組織に所属していれば、その分だけ役割の明確化は難しいものになるような気がしているのです。
本来なら、組織は色々な人がいるから組織なのであって、逆に言えば、組織には色々な人が存在できるのだと思うのですが…。なかなか、上手く行かないものです。ん~。

思うに、コミュニティにこそ色々な人がプロフェッショナルとして存在可能なのかもしれません。それこそ、今が、組織の時代ではなく、コミュニティの時代だということなのでしょうか…。

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経済産業省推進資格ITコーディネータ/ITエンジニア。井上研一事務所代表、株式会社ビビンコ代表取締役。北九州市出身、横浜市在住。 2000年よりプログラマ・SEとして企業の業務システム開発に従事し、2012年に独立。AIやIoTに強いITコーディネータとしても活動中。著書に「初めてのWatson」、「ワトソンで体感する人工知能」など。セミナーや研修講師での登壇も多数。

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